《ニュース》

大手電力10社すべてが、10月の家庭向け電気料金を値上げする見通しであることが分かりました。大手都市ガス4社のガス料金も全て値上がりします。

《詳細》

政府は物価高対策として「電気・ガス価格激変緩和対策事業」を立ち上げ、今年2月から電気・ガス料金を抑制するための補助金を導入していました。

政府の補助は9月分まで、電気は使用量1キロワット時当たり7円、ガスは1立方メートル当たり30円を値下げしてきました。それが10月には半減し、そのまま終了する予定です。この補助金の縮小が、今回の値上げにつながっています。

一方、補助金延長の是非をめぐり、政府は近く議論を本格化させる予定だといいます。与党からはすでに延長の声が上がっているといい、ロイター通信は、「年内の解散・総選挙を岸田文雄首相が目指すのであれば、ガソリン・電力・ガスのいずれも支援延長は当然」などの政府関係者の声を伝えています(今月16日付)。

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