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中国国家統計局がこのほど、16~24歳の失業率の公表を一時停止すると発表し、波紋を呼んでいます。

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中国では、2018年1月から毎月、若年の失業率を公表していました。しかし現在、国内で若者の就職難が社会問題となっており、同失業率は4月に20.4%、5月に20.8%、6月には21.3%と過去最悪を更新していました。

背景として、コロナ禍からの景気回復の遅れや、ITや不動産などの業種が政府の締め付けによって打撃を受け、雇用を受け入れられなくなったことが挙げられています。

こうした中で当局は、公表停止の理由を、「就職活動中の学生を含めるべきか、見解が分かれている」とし、"統計を改善するため"だと説明しています。

中国国内のネット上では、「都合の悪い数字は隠すのか」といった批判が相次いでいます。

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