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欧州連合(EU)と周辺国の新たな枠組みである「欧州政治共同体」(EPC)の第2回目の首脳会議が1日、旧ソ連構成国であるモルドバのブルボアカで開かれました。

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会合ではロシア・ウクライナ戦争に関連して地域の安全保障問題などが協議されました。ウクライナのゼレンスキー大統領は予告なしで出席。欧米に求めている米戦闘機「F16」や米地対空ミサイル「パトリオット」の供与拡大など、軍事支援の強化を訴えました。

さらに同氏は、「ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟への明確な招待と、加盟が実現するまでの間の(NATOからの)安全保証が必要となる」とNATOに対して安全の保証を求めました。

EPCとは、フランスのマクロン大統領の提案によって創設された、EU加盟国と非加盟国から成る枠組みです。昨年10月にチェコ・プラハで初会合が開催され、今回で2回目の首脳会議となりました。

EU27カ国と加盟候補8カ国、離脱したイギリスなど計47カ国の首脳らが出席し、NATO加盟国の軍用機が飛び交う厳戒態勢の下で開催されました。

一方で、NATOは5月31日と6月1日、ノルウェーの首都オスロで非公式の外相理事会を開き、ウクライナの加盟問題などを協議しています。

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長はNATO全加盟国が「ウクライナがメンバーになることに同意している」と述べています。一方で、ウクライナのNATO加盟がロシアを過度に刺激する恐れから慎重論もあります。

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