《ニュース》
台湾軍は8月30日、中国大陸に近い台湾の離島・金門県周辺の水域上空を飛行していた無人機(ドローン)4機に対して、信号弾を発射しました。
そのうち1機は退去しなかったため、防衛のために警告射撃も行いました。ロイター通信によると、これは中国の無人機だったといいます。
《詳細》
中国が大規模な軍事演習を行った後、金門島では、中国の無人機の飛行が頻繁に確認されています。台湾メディアによると、台湾軍が中国からの無人機を威嚇射撃したのは初めてです。
そうした中、台湾の蔡英文総統は30日、台湾海峡に位置する澎湖(ほうこ)諸島を訪れ、現地に駐留する軍の部隊を視察しました。同島は台湾有事の際に、最初に攻撃を受ける可能性があると指摘されています。
蔡氏は、中国が大規模軍事演習後も、グレーゾーンの手法で台湾を威嚇していると語り、「すでに国防部に必要かつ強力な対抗措置を適時取るよう命じた」と述べました。
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