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ロシア―ウクライナ戦争をめぐり、欧州6カ国が7月に、ウクライナに対する新たな軍事支援を表明せず、支援を減らす傾向が強まっていることが分かりました。

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各国の援助状況をまとめるドイツのキール世界経済研究所「ウクライナ支援トラッカー」によると、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、ポーランドの6カ国が、7月になって、二国間による追加の武器支援を提示しなかったといいます。これは、ロシアによる特別軍事作戦が開始されて以来、初めてのことです。

武器支援は、4月末より一貫して減少傾向にあります。ウクライナ軍が南部ヘルソン方面で重要な反攻作戦を仕掛けるという見方が浮上する中、欧州はそれを具体的に支援する姿勢が見られず、ネットユーザーの間で動揺が走っています。

二カ国間の支援でなければ、西側諸国が先週、15.5億ドル(約2000億円)を超える武器支援を確約しました。しかしこの約束は、従来と比べれば小さな規模にとどまります。

欧州の主要国がアメリカの支援に後れを取っていると批判が起きる中、欧州内で先頭に立ち、より多くの資源を提供してきたイギリスとポーランドが「力尽きる可能性」が出てきたと、米政治専門紙ポリティコが17日に報じています。

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