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ウクライナに世界の注目が集まる中、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の弾道ミサイルを発射していたことが分かりました。
《詳細》
北朝鮮が2月27日と3月5日に発射した弾道ミサイルについて、米政府は今月10日、新型のICBMシステムを使用した試験だったとする見解を明らかにしました。
日本政府も翌11日、「ICBM級の弾道ミサイル」だとする分析結果を発表。韓国政府も同日、新型ICBMのシステムと関連したものという認識を示しています。
北朝鮮がICBM級のミサイルを発射したのは、2017年11月の「火星15」以来です。この度使用された新たなICBMシステムは、20年10月に北朝鮮で実施された軍事パレードで初めて公開され、21年10月の国防発展展覧会でも再度公開されていたとのこと。
今回のミサイルは17年の火星15よりも大型で、同等以上の射程距離を有すると考えられ、アメリカ本土のより広い範囲を射程に入れる可能性があると指摘されています。米国防総省は、実験的なものであり、将来的に最大射程のミサイル発射を行う前に新たなシステムを評価する目的だった可能性が高いとしています。
日米両政府は追加の経済制裁を科すなど、北朝鮮への圧力を強める方針です。
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