《ニュース》

オミクロン株の感染拡大を受けて、首都圏都県や愛知を含む中部3県など、各自治体が「まん延防止等重点措置」の適用を要請する中、政府が「ワクチン・検査パッケージ」の運用をいったん停止する調整に入っていると、各紙が報じています。

《詳細》

「ワクチン・検査パッケージ」は、新型コロナの感染拡大による「緊急事態宣言」や「まん延防止特別措置」が発令された際、「ワクチン2回接種」か「検査陰性」の証明により、行動制限が緩和される枠組みで、これまで実証実験が進められてきました。

ところが、ワクチンを2回接種した人がオミクロン株に感染する例が相次いでいます。

政府のコロナ対策分科会は、ワクチンの3回目接種が進むまでは、行動制限の緩和のため、「検査を活用する必要がある」としつつも、感染の急拡大で検査の数も増える中、数多くの無症状の人に、無料でPCR検査を提供することも難しいと指摘。そのため、ワクチン・検査パッケージでの行動制限の緩和は「当面、難しい」とし、政府に運用停止を提言する見通しであるといいます(18日付朝日新聞デジタル)。

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