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政府が2日に閣議決定した2021年版の自殺対策白書によれば、20年の自殺率が11年ぶりに上昇。働く女性の自殺が約3割増えたと発表されています。
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20年の自殺者数は2万1081人。このうち、男性は1万4055人、女性は7026人でした。男性は前年よりわずかに減少したものの、女性は935人も増加しています。
女性の中でも働く女性の自殺者数は1698人と、15年から19年の過去5年平均の1323人に比べて大幅に増加しました。厚生労働省は「新型コロナウィルスの影響が示唆された。特に非正規雇用などの労働環境の変化が関連した可能性がある」と分析しています。
実際に、遺書などから推定された自殺者全体の原因・動機の最多は「健康問題」でしたが、女性は健康問題以外の全分類で増加。特に「勤務問題」は過去5年間の平均と比較して34.8%増え、内訳は「職場の人間関係」「職場環境の変化」「職場環境の変化」が増加しています。
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