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フェイスブックの元社員で内部告発者である張学菲氏が、議会証言をする意志があると発言し、波紋を呼んでいます。

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張学菲氏(中国系アメリカ人)は同社の元データ・サイエンティスト。「途上国の権威主義的政府が、大量の偽アカウントを使うなどして自国民の世論操作をしているにもかかわらず、上層部がそれを許している」という内情を告発していました。

注目すべきは、張氏が議会証言に名乗りを上げたきっかけが、別の内部告発者が議会証言したのに勇気を得たことだということです。

本欄でも紹介したように、フェイスブックが傘下のインスタグラムについて、利用者の精神的健康に害悪を与えることを十分に認識しながら運用を続けているという内部告発を、9月に米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報道。

今月初旬、その告発者である同社の元プロダクト・マネージャーのフランシス・ハウガン氏が米議会で証言し「フェイスブックとインスタグラムは子供たちの安全より利益を優先してきた」と訴えました。

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