《ニュース》

米CNNのディレクターが、2020年11月の大統領選に際して、恣意的にドナルド・トランプ前大統領に不利な報道をし続けていたことを暴露し、米保守界隈で話題になっています。

《詳細》

潜入調査を得意とする調査報道機関「プロジェクト・ベリタス(Project Veritas)」が、CNNの技術責任者(テクニカルディレクター)を務めるチャーリー・チェスター氏に対し、マッチングアプリを使って1カ月間に渡り接触を続けたところ、明らかになりました。

プロジェクト・ベリタスのおとり捜査員に向けて、チェスター氏は次のように暴露しています。

「我々(CNN)の目的はトランプを(大統領)オフィスから追い出すことでした。言うまでもなく、そうでした」「見てください。私たちはトランプを追い出しました。これは100%確かです。CNNがなければ、トランプが選挙に勝っていたかもしれないと、私は100%信じています。私がCNNに来たのは、このこと(トランプ大統領を再選させないこと)に貢献したかったからです」

トランプ降ろしのプロパガンダの一例として、チェスター氏は、トランプ氏の健康に問題があるとするストーリーをつくる一方で、バイデン氏については、健康で若々しい印象を与えるよう偏向報道を行ったといいます。

例えば、トランプ氏の手が震えているようなシーンを切り取り、医療関係者を集めた上で、「トランプは神経の損傷を受けており、(大統領に)不適格である」といったストーリーを語らせるというもの。こうしたプロパガンダについて、チェスター氏は「すべて憶測」であり、「我々は自分たち自身も全く理解していないストーリーをつくっていた」と語っています。

一連の暴露動画が報じられると、ツイッターはプロジェクト・ベリタスのトップであるジェームズ・オキーフ氏のアカウントを凍結。言論封鎖だとして批判の声が上がっています。

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