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JR東日本は6日、2020年度の鉄道営業収入(推計値)が過去最大の落ち込みとなったと発表しました。

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新型コロナウィルス感染拡大前の18年度と比較して49.4%減と半減し、減少幅は過去最大となりました。

同社は20年度の鉄道事業収入を前年度比47%減の9430億円と計画していたため、今回の結果はほぼ想定通りではあるとのことですが、収入減の影響は深刻です。JR東日本は営業利益の約7割が鉄道など運輸事業のため、鉄道利用の減少がもたらす影響は大きいと見られます。

同社は資金捻出のため費用の圧縮を進め、資産売却を加速するほか、西武ホールディングスと提携して、休暇先で仕事をする「ワーケーション」などを軸とした商品を開発するなど、鉄道以外の分野でも取り組みを加速していく構えです。

深澤祐二社長は6日の記者会見で、「21年度は黒字化できる道筋を描きたい。さらなるコストダウンに努める」と話しています。

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