画像:ブラガリア氏が情報開示を求めた申請書。

米国防総省(ペンタゴン)がUFOの破片を研究していたことが、新たな情報開示によって明らかになった。

開示のきっかけをつくったのは、UFO研究家のトニー・ブラガリア氏。同氏は2017年末、情報自由法をもとに、「墜落したUFOから回収した破片に関する、物質そのものの物理的な説明、入手方法、その関係者や機関名、研究内容」といった情報開示請求をペンタゴンに行い、今年1月18日に回答を得た。

回答文書により、ペンタゴンがUFOの破片を持っており、極秘に研究していたことが判明。ブラガリア氏は自身のサイトで、これまで「憶測」に過ぎなかったことが、公式に認められたと語っている。

また文書には、その物質が持つ並外れた特性について述べられていた。それは、曲げたり押し潰したりしても、元の形に戻る「記憶」を持つこと、さらには、物を見えなくしたり、電磁エネルギーを「圧縮」したり、光速を遅くしたりする可能性すらあるというものだ。これらは、明らかに地球のテクノロジーの域を超えている。

ブラガリア氏によると、1947年にロズウェルで墜落したとされるUFOもまた、これに似た特性を持っていた。40人を超える当時の目撃者が、「折りたたまれた時に、その形状を記憶し、シームレスかつ瞬時に元の状態に戻る金属のような物質」について語っているという。

今回、公開された文書の中には、すでに幅広く利用されているニチノール(ニッケルーチタン合金)という形状記憶合金についての言及もある。ニチノールは、UFOの物質から複製を試みられた最初の物質とされる。ロズウェル事件以降、極秘に研究されたUFOから、こうしたテクノロジーが数多く生まれ、日常に溶け込んでいると言われている。

開示された情報では、回収された物質そのものの材質や、関わった研究者の名前などは明かされなかった。しかし、これらの研究から得られた洞察が、将来どのように応用されうるかを知るのには役立つという。

実は、ペンタゴン内で行われていた38の軍事研究が、今回同様の情報開示請求によって2019年に公開されている。

それらは、「通過可能なワームホール」「反重力」「透明マント」「ワープドライブ」といったSFのようなテーマが多く、公開当時大きな話題になった。なかには、「メタマテリアル」(自然界に存在しない性質を持つ物質で、人工的に作られたもの)といったUFOの破片を元に研究されたと思しきものが含まれていた。

ただ、公開されたのは研究テーマだけだったので、「UFOのリバースエンジニアリング」とは言い切れなかった。

ところが今回の情報公開で、公的機関からついに本物のUFOの素材からリバースエンジニアリングをしていたことが明らかになった。憶測が現実だと分かったことは、一歩前進だろう。(純)

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