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ヨーロッパの人たちの6割が、「10年後、中国がアメリカよりも強大になっている」と考えている──こんな衝撃的な調査結果が発表されました。
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調査は、欧州外交評議会(ECFR)のシンクタンクが、11カ国1万5000人を対象に行ったもの。「アメリカの権力の危機:ヨーロッパ人はバイデンのアメリカをどう見ているか」と題するレポートでこのほど、発表されました。
調査では「アメリカの政治システムは壊れている」という項目に合意した人が約5割。特にイギリスは8割を超えました。
さらに「10年後は中国がアメリカよりも強大になっている」という項目に賛同した人は、全体で6割。特に多かったのが、スペイン(79%)、ポルトガル(72%)、イタリア(72%)など南ヨーロッパの国々でした。その後に、フランス(63%)、イギリス(58%)などが続きます。
さらに同調査では、「もし米中が衝突したら、自国はどうするべきか」との項目もあり、ほぼ全ての国で6割が「中立であるべき」と答えました。
この結果を受けて報告書では、アメリカが「国際協調をして中国を封じ込めよう」と呼びかけても、ヨーロッパの温度差が壁になる可能性が高いという主旨の分析をしています。
同調査結果を、中国紙・環球時報(電子版)も、引用する形で報じています。
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