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香港の裁判所は2日、2019年の「違法デモ」を扇動した罪などに問われた、周庭(アグネス・チョウ)氏をはじめとする民主活動家に禁錮刑の実刑判決を下しました。

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裁判の対象になったのは、「逃亡犯条例」改正案に抗議し、警察本部を包囲するなどしたデモです。裁判所は、周庭氏に禁錮10カ月の実刑、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏に禁錮13カ月半、林朗彦(アイバン・ラム)氏に禁錮7カ月の判決をそれぞれ言い渡しました。

この判決には、国際社会から批判の声が高まっています。イギリスのラーブ外相は、発表した声明の中で、「司法手続きは公正かつ公平でなければならず、香港の人々の権利と自由は守られるべきだ」と強調。「香港と中国に対し、反対派を抑圧するキャンペーンをやめるように求める」と厳しく批判しました。

さらに、アメリカのペロシ下院議長は同じく声明で、「中国の冷酷な判決はひどいものだ」と批判。「香港の人々に対する攻撃を非難するよう、世界中の人々に呼びかける」と表明しました。

そのほかにも、欧州連合(EU)の報道官はツイッターの投稿で「香港で民主派が声を上げる場が挟まっていることの表れ」と懸念を示し、今月7日の外相会議で今回の判決について、EU各国との間で協議すると明らかにしました。

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