2021年1月号記事

1ダースはやって来る!?
次の天罰は何だ!

令和の時代に入ったが、天変地異や疫病などは収まらない。

古来、「神意」の現れと考えられてきたこれらの災いを、今、どう受け止めるべきか。

(編集部 河本晴恵、竹内光風)


1ダースはやって来る!? 次の天罰は何だ! part 2 - "安倍再復活"は神々の嫌う権謀術数


"安倍再復活"は神々の嫌う権謀術数

日本全国が新型コロナの打撃に苦しむ中、不思議な祝福ムードで安倍首相は退陣した。

その路線を引き継ぐ形で発足したのが菅政権。

しかし、背後には"気になる関係"が見え隠れする。

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写真:Alexandros Michailidis Shutterstock com

「(安倍晋三前首相が)菅さんに委譲した本心の裏には、あと一年の総裁任期が終わったら、健康が回復したら、安倍氏がもう一回、『三選』を考えてのことであったと思われます。岸田氏とか、もう一人の石破氏とかがやった場合は、本格政権を作られる恐れがあって、もっと、次々とバトンタッチされていく恐れがあるので。菅氏の場合でしたら、一年くらいやって、『任に堪えず』で"大政奉還"して、もう一回、安倍政権、まあ、"プーチン方式"ですね、(それ)も想定してやっているはずですので

菅政権が発足した一週間後に収録された「天照大神よ、神罰は終わったか。」の中で、天照大神はこのように語った。

この指摘を裏付けるかのように、退陣した安倍氏のもとに再々登板を期待する声が集まってき始めた。自民党の総裁派閥ではなくなった細田派の影響力が低下し、親中で知られる二階俊博幹事長の影響力が拡大している。

そのため、米中の間でうまく立ち回っていたように見える安倍外交のバランスが崩れてしまうと危惧する保守論者からの、安倍「復活」への期待も高まっているようだ。

退陣後、安倍氏は多くの媒体に露出し、自身の容態について、点滴薬レミケードによる療法で「1年の通院と副作用はありつつも、体調は全快に向かっている」と述べている。総裁任期が1年後までとなれば、本格的に再々選を狙う射程に入ってきていると見ることもできる。



河井法相事件に潜む巨大な闇

しかし、ここで思い出さないといけないのは、安倍退陣によって、うやむやになった不祥事があるということだ。

安倍氏が辞意を表明した後、大川総裁のもとに訪れた菅義偉首相の守護霊はこのように語った。

表向きはそうですが、裏は『モリカケ』『桜』問題で、もう責任追及をこれ以上させずに(安倍政権の)幕を閉じるっていう役割が、私に回ってきてて」(『天照大神よ、神罰は終わったか。』に所収)

安倍退陣の要因は、「モリカケ」「桜を見る会」の一連の不祥事隠しの面が強い。そして河井克行元法務大臣と妻の案里氏の選挙買収問題には、まだ表に現れていない重大な"疑い"が潜んでいる可能性がある。

今年6月の霊言「長谷川慶太郎の未来展望」の中で、長谷川慶太郎霊はこのように語った。

前法務大臣のところに逮捕にもう入って、あれ、蓋を開けてみると、全部、もしかして、地引網みたいに引っ掛かる可能性があるので

結局、安倍さんが使った金がどういうふうに使ったか、全部これ出てきたら、すべての"買収システム"が明らかになる可能性が、今、出てきているんで

長谷川慶太郎霊の言わんとすることは意味深である。今回の河井夫妻の公職選挙法違反事件は、現職の国会議員自身が昨年の参議院広島選挙区で票を得るため、広島県の地方議員、首長などの有力者らに、直接、多額の現金を配布していたというものだ。河井克行氏は、地方議員や後援会幹部らに約2900万円を配った公職選挙法の買収の疑いで、妻・案里氏は、克行氏と共謀して5人に対して170万円を配った疑いで起訴された。

自民党本部から案里氏側に1億5千万円が渡され、そのうち少なくとも1億2千万円が政党交付金だったとされているが、問題なのは、それと起訴された2900万円との差額(約1億円)の最終的な行き先がよく分からないことである。

果たしてそれらの金銭は、この選挙の関係者だけに渡ったのかどうか。「安倍さんの使ったお金の使われ方が全部表に出てきたら、全ての"買収システム"が明らかになる可能性がある」という長谷川慶太郎霊の指摘は、そのことを指しているのだろう。

その場合、原資は全て税金(政党交付金)である点が、重大な問題をはらんでいる。

本誌9月号で指摘した通り、戦後自民党は「巨大買収帝国」をつくり、その総仕上げを安倍氏が行った。税金を用い、票の買収を行い、そのバラマキの結果財政赤字が広がると、増税を行う。

"巨大な腐敗"の隠蔽が「安倍再復活」や「安倍院政」によって行われるとすれば、その罪は非常に重いと言わざるを得ない。


 

次ページからのポイント(有料記事)

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