写真:AFP/アフロ

2020年8月号記事

大恐慌時代が求めるリーダーとは

新型コロナウィルスの感染拡大で、世界は大混乱に陥っている。

危機の時代を乗り越えるにはどうすべきか。

次の時代を拓くリーダーの条件を探った。

(編集部 山本慧、山本泉)


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トランプ大統領、起死回生の大暴れがこれから始まる

コロナの感染拡大で、窮地に陥っているトランプ米大統領。

11月に行われる大統領選の前に、何を仕掛けるのか。

秋の大統領選に向けて、トランプ大統領は、猛烈な逆風の中を大苦戦しているように見える。

振り返ると、昨年末に「関税戦争」で中国から第一弾の合意を引き出し、今年の年明け早々にはイランのソレイマニ司令官をドローン攻撃で爆死。米国民の支持を集め、大統領選に向けて高支持率でスタートした。

突然降って湧いたコロナ騒動でも、当初は先手を打って中国からの渡航者を禁止した。しかし、その後なぜかアメリカ国内で世界最大の感染爆発が起き、経済が大苦境に陥った。

ロックダウン(都市封鎖)を脱しつつある5月末、今度は「白人警察官による黒人暴行死事件」が発生。人種差別問題と相まって、民主党の大統領候補者であるバイデン前副大統領に、支持率で大きく引き離されている(6月中旬時点)。

一見すると大ピンチに見えるが、天上界からは、実は、全く別の視点が明かされた。

大川総裁が4月に行った霊言でドラッカー霊は、「大変な危機の時代なので"天から選ばれし人"みたいな人材が手に入らなければ、破滅的な結果が起きるだろう。必要な資質は『軍事的リーダーシップ』と『経済的リーダーシップ』を両方取れることだが、そんな人は滅多にいない。しかしアメリカのトランプ大統領は唯一、それが両方できる可能性がある」という趣旨の指摘をした(*)。

国難を乗り越えられる唯一のリーダーだというトランプ氏を、「経済的リーダーシップ」の面から見てみよう。

(*)『P.F.ドラッカー「未来社会の指針を語る」』(大川隆法著、幸福の科学出版)

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抜群の軍事センス、かなりの戦略家

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