21日付ウォール・ストリート・ジャーナル紙に掲載された意見広告。紙面いっぱいに、ファウチ博士への手紙が続く。

《本記事のポイント》

  • WSJ紙に経済再開を求める意見広告
  • 「感染症専門家だけの意見で経済封鎖をしたが、各界の意見と国民の声を聞くべき」
  • 経済を迅速に再開せねば、国民の健康と経済に甚大な被害が及ぶ

「DR. FAUCI, WE NEED A SECOND OPINION!」

(ファウチ博士、我々にはセカンド・オピニオンが必要だ!)

21日付の米WSJ紙に、こう訴える意見広告が一面で掲載されました。

広告主は、「ジョブ・クリエイターズ・ネットワーク」。政府による介入から、アメリカの小企業とそこで働く従業員を守ることを使命とする、無党派組織です。

広告は、コロナ対策の陣頭指揮を執る、国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長に宛てた手紙の形式で、「経済再開」を求めています。

日本では、新型コロナウィルス対策への「国民の本音」は表立って語られません。それが大々的に新聞に掲載された興味深い例として、本欄で詳しく紹介します。