出馬会見を行う野村氏

幸福実現党の野村昌央(のむら・まさてる)氏が4日、広島県庁で記者会見を開き、次期衆院選で同党の公認候補として、広島3区から立候補することを表明。同党選対委員長代理・青年局長の国領豊太(こくりょう・ぶんた)氏、安原宏史(やすはら・ひろし)氏、加藤健太(かとう・けんた)氏も比例中国ブロックでの立候補を表明した。

広島3区、野村氏「政治の閉塞感に新しい風を」

野村氏は1982年、広島県広島市生まれ。広島県立安古市高等学校、広島国際大学医療福祉学部卒。HS政経塾第6期生だ。

野村氏は「この広島の地は、原爆投下からの再建の地であり、同時に開拓精神あふれる情熱の地です。広島の偉人に、頼山陽という方がいますが、頼山陽が広島で書いた『日本外史』は、江戸の幕末に、尊王攘夷運動の原動力にもなり、新しい力を中心として開国し、明治の時代が始まる力となりました」とその広島愛を語り、「日本の政治の閉塞感に新しい風を吹き込みたい」として、以下の政策を掲げた。

(1)その場しのぎではない、正直な安全保障体制を

憲法9条は加憲ではなく全面改正し、国防軍の明記。毅然とした外交で他国との同盟関係を深化する。

(2)観光だけじゃない、日本ファーストで経済成長

減税で家計と国内産業を元気に。国外の要因によるリスクにも備える。

(3)家族を大切にする国へ、日本の子育て力を強化

子供を3人以上育てる世帯に税制優遇強化。保育の自由化で託児施設を増やす支援。無償化ではなく教育バウチャー制度と自由化で学校の個性を発揮できる教育改革。

比例中国ブロック、国領氏「幸福実現党は真なる保守政党」

出馬会見を行う加藤氏、安原氏、野村氏、國領氏(左から)。

比例中国ブロック1位の国領氏は、「幸福実現党は、一言で言えば、アメリカの共和党のような『真なる保守政党』を目指しています」とその立ち位置を強調した。

アメリカのトランプ大統領が減税政策などで、日本の倍以上の経済成長を達成していることを挙げ、「国内の内需を拡大し、海外へ出て行った企業の国内回帰も推し進めるために、本当の減税政策によって、日本経済の復活を目指すべき時であると考えています」と訴えた。

また外交については、「香港の民主化運動やウイグル人の人権を弾圧し、新型肺炎の問題でも情報統制をするような中国のトップ、習近平国家主席を、時期がずれたとはいえ、『国賓』としてお迎えするというようなことは『保守政党』であれば本来やってはいけないこと」として、自民党政権への苦言を呈した。

今後も幸福実現党は、全国で候補者を擁立させる予定だ。

【関連サイト】

幸福実現党公式HP

https://hr-party.jp

【関連書籍】

『幸福実現党宣言』

『幸福実現党宣言』

大川隆法著 幸福の科学出版

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