会見に臨む、河野氏。
幸福実現党の河野一郎(こうの・いちろう)氏が3日、宮崎県庁で、同党の公認候補として次期衆院選宮崎2区に立候補することを表明した。
河野氏は、1959年、宮崎県宮崎市生まれ。宮崎大学教育学部を卒業後、県立日向養護学校(現・ひまわり支援学校)の教員を経て、1991年、幸福の科学に入局。2009年に幸福実現党に入党。現在、延岡市在住し、同党の宮崎県第2支部代表を務める。
大きな柱は、「経済」と「国防」の強化
河野氏の大きな政策の柱は、「経済」と「国防」の強化。
経済では、「日本版トランプ減税」で、企業の利益向上、国民の給与上昇、実質経済成長率3%以上の維持で、国富・税収を増やす。
国防では、「自分の国は自分で守る」を合言葉に、憲法9条を改正し、中国の覇権主義や北朝鮮の軍事的脅威から国民の生命、安全、財産を守り、アジアの平和に貢献する。
河野氏は、こう語る。
「『自由』とは、チャンスの平等と公正な処遇、成功せし者の騎士道的責任感が伴うもの。『民主』とは、その権利を各人が有していることであり、『信仰』とは、そのすべての人が神の子・仏の子であり、すべての人が尊いとすること。私たち、幸福実現党は、『自由・民主・信仰』の3つの価値観を大切にしています」
安心や繁栄、誇りや平和・自由を守る
河野氏は、このほかにも、以下のような政策を4つの柱として掲げている。
1.安心して暮らせる優しい日本
いじめのない学校教育:「いじめ防止対策推進法」を改正し、いじめの報告や対応を義務付け、放置・隠ぺいする教員や学校への罰則を設ける。
バラマキの教育無償化ではなく、公教育の質を高める:一律の教育無償化では教育の質が落ちる。教育の質を高めるために、教育の自由化を進める。
高齢者が安心して暮らせる社会:生涯現役社会の実現、働く意欲のあるシニア世代の雇用を増やす。
障害者のある方の希望と尊厳を守る:障害者雇用を行う企業に対する税制上の優遇措置などを拡充。
2.日本の繁栄から世界の繁栄へ
世界の食糧問題、エネルギー問題に対し、未来産業を盛んにすることで世界の平和と繁栄を目指す:農地法の改正、農地の自由化など規制を緩和し、企業参入や大規模農家を育成、小規模農家も支援する。
景気回復の取るべき政策は「減税」:日本版トランプ減税として、消費税減税5%、法人税、所得税の減税と相続税、贈与税を廃止する。
希望ある未来産業へチャレンジ:航空・宇宙産業、防衛産業、ロボット産業、交通革命として新幹線や高速道路、空港などの交通網を整備する。熊本―延岡間の高速道路の早期開通を目指す。
3.誇り高き日本の復活
「神話の里」宮崎の歴史を大切にし、誤った自虐史観を正していく:日本の源流を知る地・聖地宮崎に修学旅行や観光やレジャーと合わせ、精神性、満足度の高いものを提供する。
4.日本の平和と自由を守る
自分の国は自分で守る=国防強化:日米同盟の堅持、日露平和条約の早期締結、アジアの国々と連携して中国包囲網を形成。中国の民主化を促す。
中国の経済崩壊の危機に備える:特に、邦銀の多くが中国に投資しているため、そのリスクに耐えられるようにする。
国と地域の連携で防災対策を強化:南海トラフや日向灘地震、火山の噴火、豪雨による河川氾濫や土砂崩れなど危険個所の整備を急ぐ。
幸福実現党では、次期衆院選に向け、全国で候補者の擁立を進めている。
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