青森県庁で出馬会見を行う三國氏。
幸福実現党の三國佑貴(みくに・ゆうき)氏は17日、青森県庁で記者会見を開き、次期衆院選で幸福実現党の公認候補として、青森3区から出馬することを表明した。
今回の選挙は三國氏にとって、2016年の参院選、2017年の衆院選に続き、3回目の国政チャレンジとなる。
三國氏は、幸福実現党公認の地方議員が全国で38人、そのうち2人は青森県内で誕生していることに触れた上で、「先人の方々が残された仕事を乗り越えて、若い力で、新しい故郷を創っていきたい。次の世代につないでいきたい。青森の若い力で、故郷の皆様のお声を国会にお届けしていきたい」などと、出馬への決意を語った。
三國氏は、「故郷の未来を創る 津軽繁栄プラン2020」を掲げ、今選挙に挑む。主要政策は、以下の6つだ。
(1)故郷の安全・安心を守る
- 「憲法9条」を改正し、自衛隊を「国防軍」として位置付ける。
- 個人情報保護の観点から、地方自治体内での情報管理を強化する。
- 安全保障の観点から、「スパイ防止法」を制定する。
- 違法操業船や不審船の取り締まり、漂着木造船や海岸漂着物の処理など、日本海沿岸の警備体制を強化する。
- 避難場所や避難経路を今一度見直し、地域全体で防災教育に取り組む。
(2)中小企業を全力で応援
- 所得税、住民税、消費税、社会保険料等の合算が所得に占める「国民負担率」を20%台に下げる。
- 相続税、贈与税をなくし、事業継承をしやすくする。
- 給付型ではなく、積み立て型の新しい年金制度に移行する。
(3)農業・漁業を活性化させ、青森をもっと豊かに
- 長期的にりんご産業を維持していくために、経営が困難になった農地を集約し、株式会社化する。
- 青森りんごを輸出する販路を、アジアや中東、西洋諸国に拡大する。
- りんごの黒星病への対策を強化する。
(4)故郷の未来を創る子供たちを育てる
- 地域の偉人を大切にする歴史教育で、郷土愛を育てる。
- いじめを根本的に解決するために、「いじめ防止対策推進法」を改正し、いじめの報告や対応を義務付け、放置、隠ぺいした教員に対する罰則規定を設ける。
- 日本語学校の設立などで、県内にある廃校の校舎を有効活用する。
(5)夢を与える文化・芸能・美術・スポーツ関連事業に積極的に投資
- 弘前市運動公園野球場(はるか夢球場)の有効活用。2030年までに青森県を本拠地とするプロ野球球団を招致する。
- 地域活性化のため、青森の魅力を全国に発信し、文化・芸能事業を積極的に支援する。
(6)短命県返上に向けた健康長寿につながる取り組みを支援
- 予防医学を普及し、がん死亡率、脳卒中死亡率を下げる。
- 青森りんごの食育事業を支援する。
次の世代に誇れる故郷を遺す
三國氏は、故郷・青森への思いをこう力強く語っている。
「青森県は、作家の司馬遼太郎氏が『北のまほろば』と讃えたように、海の幸、山の幸に恵まれた土地です。また故郷には、温かい日本の心が息づいています。次の世代に誇れる故郷を遺していけるように、力を尽くしてまいります」
「安全保障の危機」「増税による中小企業の倒産」「人口減少」など、青森県が直面している問題に真正面から真摯に向き合い、「故郷の皆様の幸福を実現したい」と語る三國氏。次の世代の政治家に必要なのは、そうした「誠実さ」ではないだろうか。
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