異例のヒットを遂げた「おっさんずラブ」、男性二人の同居生活を描く「きのう何食べた?」など、これまではタブー視されてきた、いわゆる同性愛に関する作品がドラマ化や映画化されるケースが多く見られるようになった。

パートナーシップ条例などを制定する自治体も増えており、"LGBT(性的マイノリティー)後進国"と呼ばれた日本でも、明らかにLGBTを取り巻く状況は変わりつつあると言える。

そんな中で、大川隆法・幸福の科学総裁は10月に、LGBTの先進国でもあるカナダのトロントで行った英語説法"The Reason We Are Here"で、同性愛について言及。

「神は男性と女性を創られましたが、私たちの教えでは人間の魂は男性としても女性としても生まれることができると示しています。(中略) 最も大切なことは、この世で肉体を持ちながら、いかに生きるべきかを学ぶことです」

カナダでは、講演に先駆けてトロントのゲイタウンの礎を築いたアレキサンダー・ウッドと、同性愛者と関係が深かったイギリス生まれの画家ドーラ・キャリントンの霊言を収録。

大川総裁は帰国後の10月10日にも、「"What I Thought in Canada"(カナダで考えたこと)」と題した英語説法で、同性愛についてさまざまに見解を述べた。

これらを受けて、幸福の科学の運営する不登校児支援スクール「ネバー・マインド」をきっかけに、LGBTで悩む本人や家族を支援するために活動する「LGBT救済の集い」では、10月25日に神奈川県横浜市にて集いを開催。

そしてこのほど、主催者の木全聖子さんと、LGBT問題について取り組む幸福実現党神奈川県本部 神奈川県統括支部代表の壹岐愛子(いき・あいこ)さんが、それぞれ集いの内容を伝える形で、メッセージを発信した。

ここ数年、テレビドラマ「おっさんずラブ」のヒットや海外でのLGBT、同性婚の話題がインターネットでも目につくことが多くなり、若い世代の中では、男女の性に関する意識が以前と違ってきています。

そんな中、昨年の5月より、横浜で「LGBTについて考える」という集いを定期的に開催してきました。実際に、若い世代の参加も多く、それに戸惑う家族からの相談もありました。当事者の声を聞きながら、さまざまな意見も伺って、日本ではまだまだ理解の進まないLGBTについて、考えてきました。

日本では大多数の大人が、LGBTに対して「あり得ない」という意見が多く、これまでの宗教的な観点からも「認められない」という中で、「自分自身の存在をどう考えていいのか」「どう生きたらいいのか」、また家族やまわりの人はどうしたらいいのかという悩みは深刻で、ただ否定するだけでは済まされない現実がありました。

今回、カナダなどの法話で、幸福の科学総裁である大川隆法先生より出されたLGBTに関する教えは、画期的で、寛容で、愛に満ちたものでした。ここに救いの道があると感じています。

私たちは、LGBTの存在を否定しません。そのお悩みをしっかりと受け入れ、より成長する生き方、共に幸福になる生き方を、いっしょに考えていきたいと考えています。

同時に、LGBTについては多くの誤解や、間違った方向での支援で、その生き方を破滅させていくものもあるので、これに対しては、しっかりと警告し、神仏の教えを啓蒙していきたいと考えています。

どうぞ、一人で悩まず、ご相談ください。一緒に考えていきましょう。

LGBT救済の集い 主催 木全聖子

「LGBTについて考える会」の集いに定期的に参加させていただき、海外の状況や、実際の当事者のご家族から直接お話をお聞きする機会をいただいてきました。

幸福実現党としては、同性婚には慎重であるべきと考えており、全国的に拡大している同性パートナーシップ制度が各自治体に広がることに関しては、場合によっては同性婚法制化にも道を開き、国家を衰退へと向かわせかねないと危惧しております。

しかし、国内でも関心が広がるこの問題に関して、性に関する多様な価値観に配慮し、LGBTの人々がいじめや差別に遭い、社会的な不利益を被ることがないよう、これからも当事者の方に向き合い、全ての人の幸福を実現する社会を目指してまいります。

神奈川県本部 神奈川県統括支部代表 壹岐愛子

LGBT救済の集いは、これからも、幸福の科学の教団施設・横浜正心館で、定期的に集いを開催。情報共有などのほか、当事者や支援者による個別の悩み相談なども行っている。

「LGBT救済の集い」メールアドレス: qsainetwork777@gmail.com

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2019年10月25日付本欄 カナダの「同性愛」推進の霊的背景を探る 「本物の愛」とは何か?

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