中国の経済圏構想「一帯一路」。画像はShutterstock.com。

東シナ海、南シナ海で対立姿勢を強める米中。両国の攻防は全世界的に広がっており、今後、アフリカでも表面化すると見られています。そうした近未来を見据えて、あまり報じられていない、米軍のアフリカ戦略を取り上げてみたいと思います。

アフリカのアメリカ軍はこれまで、「テロとの戦い」を重視する戦略をとってきました。過激派組織「イスラム国」や「アル・カイダ」、ソマリアのテロ組織「アル・シャバブ」などへの対処が、任務の中心だったのです。

それが近年、変わろうとしています。