韓国と北朝鮮は8日、板門店(両国の軍事境界線上にある村)の韓国側で南北高官級軍事会談のための予備会談を開いた。

韓国は、高官級会談で哨戒艦撃沈と延坪島砲撃に対する北朝鮮の「(謝罪などの)責任ある措置」と再発防止の確約を議題にする方針で、予備会談で北朝鮮の対応に軟化の兆しがあるか慎重に見極める構えだが、北朝鮮が従来通り、これらを認めない態度を示せば、韓国は高官級会談を拒否する可能性もある。

2日付けの朝鮮日報によると、これに先立ち、李明博大統領は1日、テレビ座談会で「北朝鮮の姿勢が変わらなければならない。姿勢が変わってこそ、(核問題をめぐる)6カ国協議や南北会談が成果を挙げられる」と述べ、北朝鮮が繰り返す「武力挑発→対話攻勢→補償要求」というプロセスを断ち切るべきとの考えを示した。

日本の首相・政治家も、尖閣沖衝突事件を起こしたり、日本にミサイルの照準を合わせている中国や、日本人を拉致したり、日本の上空にミサイルを飛ばすような北朝鮮に、もっとはっきりとものを言えないものか。(吉)

*現在、デイリーニュースクリップは無料でお読み頂けます。ザ・リバティwebの購読者にはニュースクリップをメールでも配信しております。