「人を殺せば死刑になると思った」

こうした動機から起きた、北海道釧路市のショッピングセンターでの無差別殺傷事件。女性4人が切りつけられ、1人が死亡、3人が重軽傷を負った。

逮捕された30代の男は、精神疾患で悩んでいたと言い、「人生を終わりにしたかった」などと述べている。死傷者の傷は首付近に集中していることから、男が強い殺意を持って犯行に及んだことがうかがえるという。

幻聴に従って殺人?

特定の人物ではなく、無差別に人を殺すという無差別殺傷事件は、過去に何度も起きている。

例えば、2008年に起きた土浦連続殺傷事件では、刃物を持った男に刺され、2人が死亡、7人が重傷を負った。2012年には、大阪心斎橋通り魔事件が起こり、男女2人が死亡した。犯人の男は覚せい剤使用の影響で幻聴が聞こえていたと言い、その幻聴に従って殺したとも述べている。

いずれの事件も、その動機は釧路の事件と同じく、「人を殺せば死刑になると思った」というものだった。

こうした殺人は、真の動機を特定するのも難しく、精神鑑定で「責任能力がない」とされるケースも多い。

「憑依霊にそそのかされた殺人」

ただ、宗教的に言えば、犯人は悪霊に「憑依」されている状態である可能性が高い。善悪の基準を見失い、他人への不信や怒り、絶望を抱えている人間と同通した悪霊が、犯罪を犯すよう「ささやく」ことがあり得る。

精神的に病んだ人の殺人は、他人にそそのかされて行なう「教唆殺人」に近い面があるかもしれない。その場合、当然本人にも責任が発生する。

生きている人間の心と同通して憑依が起きる以上、本人の心のあり方に「責任」が生じてくる。

殺しても死んでも楽にはならない

また、今回の事件を含め、「死刑になるために殺人を犯した」という犯人は、人生における苦しみの解決方法を見いだせず、殺人という間違った選択に至ってしまったのではないかと思わせられる。

大川隆法・幸福の科学グループ総裁は、経典『ザ・ヒーリングパワー』で次のように説いている。

人生において、迷いの根本は、『人間として生きているときに、幸福の科学が教えているような「正しい生き方」を知らない』『人の本質は魂であり、あの世の世界があるということ、死んだら霊になるということを知らない』ということです

悪霊に憑依されたまま死ねば、その霊と同じ地獄で苦しむことになる。また、自殺をしても、霊となって地上でさまようこととなり、苦しみは続く。死ぬことでは、苦しみから逃れることはできない。

逆に、悪霊を共感させ、引き寄せている考え方を、宗教的な反省によって変え、善い行いを積み重ねていけば、悪霊から遠ざかり、人生を再建することもできる。

「悪霊に翻弄されての殺人」という悲劇の連鎖は止めなければならない。その解決法として、「霊的人生観」を基礎として、人生の苦しみを乗り越えるという宗教的アプローチに可能性が見いだせるだろう。(慈)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『地獄の方程式 こう考えたらあなたも真夏の幽霊』 大川隆法著

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幸福の科学出版刊 『ザ・ヒーリングパワー 病気はこうして治る』大川隆法著

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