2015年12月号記事

The Liberty Opinion 3

経済

「新3本の矢」はアベノミクスの終わり

減税と規制緩和で経済成長を

安倍晋三首相は9月下旬、「一億総活躍社会」を目指し、強い経済、子育て支援、社会保障というアベノミクス「新3本の矢」を打ち出した。

その中身は、待機児童のゼロ化や子供の多い家庭への支援、介護施設の整備や所得の底上げなど。

だが、待機児童の対策や介護施設の整備については、 規制緩和によって、民間業者の事業への参入を増やすことが、解決の近道 と言えよう。これは、アベノミクス「3本の矢」の規制緩和を徹底すればできたことだ。安倍首相は各業界の反対を受け、 規制緩和路線を捨てて、バラマキ政策で解決を図ろうとしているようだ 。「新3本の矢」はアベノミクスの終わりを示すものと言える。