エルドリッヂ研究所代表 ロバート・D・エルドリッヂ / 幸福実現党広報本部長 七海ひろこ
2019年8月号記事
2019参院選
「次の日本」を選ぶ
給料を上げる政党、下げる政党
参院選に向け、各党が活動を活発化させている。 そのうち、幸福実現党は党公認の地方議員が35人となり、国政で初議席を確保できるか、注目される。
経済・外交・安全保障の専門家に、同党の政策について意見を聞いた。
contents
2019参院選「次の日本」を選ぶ - 給料を上げる政党、下げる政党 Part.3 「自由・民主・信仰」の守り手になる
Conversation
「自由・民主・信仰」の守り手になる
元在沖縄米海兵隊政務外交部次長でもあるロバート・D・エルドリッヂ氏と、幸福実現党の七海ひろこ広報本部長が、外交や安全保障、マスコミ論について対談をした。
(ロバート・D・エルドリッヂ)
政治学博士。1968年、米国生まれ。米リンチバーク大学卒業後、来日。神戸大学法学研究科博士課程後期課程修了。大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授、在沖縄米海兵隊政務外交部次長を経て、現職。
七海ひろこ(ななみ・ひろこ)
幸福実現党広報本部長。1984年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、(株)NTTデータを経て、2009年、宗教法人幸福の科学に入局。国際局長、理事などを歴任。
エルドリッヂ氏(以下、エ) : 幸福実現党の立党のきっかけは国防問題でしたね。
七海氏(以下、七) : その通りです。しかし、立党してからの10年間で、日本を取り巻く状況はむしろ悪くなっています。
最近では、尖閣諸島沖の接続水域に、過去最高の64日連続で中国の軍艦が来ていました。その中で、沖縄県の玉城デニー知事は中国へすり寄り、沖縄を中国の「一帯一路」構想の出入り口として使ってほしいと話しています。
日本は、中国の覇権主義に備えるべきであり、それを明確に主張しているのは、幸福実現党だけです。そのために、防衛費の倍増と憲法9条の改正が必要です。
エ : 一番大きな外的脅威は中国です。中国には、法の支配や人権、言論の自由といった民主主義がありません。 国内弾圧を続け、普遍的価値観を共有しない国は、世界の指導者になれません。
七 : そうですね。 中国には、自由・民主・信仰の価値観がありません。 これに抗議する動きが、香港と台湾で広がっています。
その意味で、日本とアメリカは、同じ価値観を共有しています。エルドリッヂ先生が立案に携わられた東日本大震災時の日米の災害支援であるトモダチ作戦は、日米友好の象徴になりました。
エ : 日本がこれまでに多くの災害を経験した結果、自衛隊は災害派遣では世界一の能力を持っていると思います。これは、今後に生かすべきでしょう。
例えば、日本、アメリカ、台湾、フィリピンなどが連携して防災に取り組む体制を作ってはどうでしょうか。太平洋にある民主主義の国が連携することは、安全保障の強化にもなります。
日本の民主主義が危ない
幸福党には「愛」がある
釈党首には、ブレない強い信念がある