日露平和条約締結の「ラストチャンス」 G20で安倍首相は決断すべき

日露平和条約締結の「ラストチャンス」 G20で安倍首相は決断すべき

メドベージェフ首相(左)とプーチン大統領。

 

「ロシアは条約締結を望んでいるが、日本とアメリカの軍事協力が締結を困難にしている」──。

 

ロシアのプーチン大統領は6日、訪問先の同国北部のサンクトペテルブルグで、そう語り、現状では日露平和条約の締結が困難であるという認識を示した。

 

安倍政権は6月末に大阪で行われるG20に合わせた日露首脳会談で、条約の大筋合意を目指していたが、見通しが立たない状況にある。

 

一方、プーチン氏は前日の5日、モスクワで中国の習近平国家主席と会談。その後に行った共同発表で、「露中関係は前例のない水準まで達した。包括的なパートナーシップであり、戦略的な相互協力の関係だ」と蜜月ぶりをアピールした。

 

強大な軍事力を持つロシアが、軍事独裁国家の中国につくか、自由や民主主義の価値を重んじる日米の側につくかで、日本と世界の未来は大きく左右される。

 

国際情勢が混沌とする中、大川隆法・幸福の科学総裁は4日、メドベージェフ首相とプーチン大統領の守護霊霊言を行い、ロシア側が今何を考えているのか、という点について聞いた。霊言を収録した『メドベージェフ首相&プーチン大統領守護霊メッセージ 「日露平和条約」を決断せよ』は8日、全国の書店で発刊される。

 

 

大川隆法著
幸福の科学出版刊

ロシアはなぜ態度を硬化させたのか?

登場したメドベージェフ首相の守護霊(以下、メドベージェフ守護霊)は、ロシア側が日露平和条約の締結をめぐって態度を硬化させている理由について、プーチン氏はもともと歯舞群島と色丹島を日本に返還すつもりはあったと前置き。

 

しかし、日米同盟の下で軍事協力が進んだことを念頭に、「二島を返しても、二島に米軍基地を置かれたら、あるいは、米軍と自衛隊の共同基地を置かれたら、島と島で向き合って、ミサイルを撃ち合える、あるいは、機関銃を撃ち合えるかもしれない」とロシアの安全保障が危うくなることに懸念を示した。

 

ロシアは、イラン、シリア、ベネズエラ、トルコなどにも、アメリカと対立する「紛争の地雷原」を数多く抱える。単純にロシアと日本とだけで、平和条約を結び島の返還を行った場合、米露関係が悪化したとき、北方領土に米軍基地が置かれる可能性がある。

 

裏庭に「ロシアを狙うアメリカの軍事基地」がつくられる事態は何としても避けたい、ということだ。

 

 

日米露の三国間合意の枠組みでの「日露平和条約」

だが、中国や北朝鮮の軍事的脅威にさらされている日本は、ロシアとの平和条約を早急に結ぶ必要がある。

 

この点について、メドベージェフ守護霊は、次のように語った。

 

「『トランプさん、ロシアとももうちょっと仲良くやろうよ』ということで、米露日の三角関係で、もうちょっといい関係をつくることに成功すれば、物事は前進すると思う。〈中略〉三国間関係のなかで合意の上で、アメリカも裏保証した上での日露平和条約を結べる。こういうところが、私たちが持っていきたい結論です」

 

「裏庭」に軍事基地を造られかねないロシアにとっては、どうしてもアメリカのお墨付きが必要だという。

 

さらに、メドベージェフ守護霊は、日本に対して驚きの提案を行った。

 

(ロシアに対する)敵国という認識を改めてもらえばいいわけなんですよ。だから、ロシアの基地もあるし、艦隊もあるけれども、自衛隊と仲良く、例えば、太平洋をパトロールできるような関係になっておれば……。例えば、中国や北朝鮮の問題とか、それ以外のところもあると思うけども、仲良くパトロールできるぐらいの感じになっておれば、別にいいんじゃないですか」

 

現在ロシアは、中国と共同軍事訓練を行うなど「準同盟関係」と言えるほどの仲だが、日本と組んで、逆に、中国や北朝鮮の脅威に対処するという提案だ。

 

 

「安倍さんを見切るかどうかの最後の会談かもしれない」

続けて登場したプーチン大統領の守護霊(以下、プーチン守護霊)は、6月末に予定されている日露首脳会談について、こう指摘した。

 

「今回は、安倍さんを見切るかどうかの最後の会談かもしれない」

 

そして、日米に対し、次のような揺さぶりをかけてきた。

 

「『日本もアメリカも、もう全然進まない』ってなったら、中国とロシアがつながっているだけでも、両国とも生き残れるからね、少なくとも。両方合わせれば、けっこうな力ではあるからねえ。だから、その場合に、ロシアは心ならずも、中国がアジア諸国を植民地化し、アフリカを植民地化し、ヨーロッパを金融で牛耳る世界の実現に加担しなきゃいけないかもしれない」

 

「(ロシアに)悪事をさせないためには、(日本は)ちゃんと早く物事を決めていくことが大事なんじゃないかな」

 

ロシアにとっても生き残りをかけた外交戦だろうが、台湾や南シナ海を侵略してアジアからアメリカを排除し、中東、ヨーロッパ、アフリカを支配下に置くことを夢みる中国とロシアを組ませてしまえば、確かに「第三次世界大戦の構図」が完成してしまう。

 

逆に、日本が、アメリカを巻き込む形で、ロシアと平和条約を結ぶことができれば、中国や北朝鮮の問題が一気に片付き、第三次世界大戦を防ぐことができる。

 

 

領土問題を棚上げしてでも、日露平和条約の締結を

霊言の後半でプーチン守護霊は、安倍晋三首相に対して、こう述べた。

 

「やっぱり、(首相の)在職日数じゃなくて、仕事で名前を遺さなきゃいけないよね。だから、『日露平和条約』を結んだ首相なら、名前は遺るよ」

 

振り返れば、安倍首相の祖父である岸信介氏は、首相だった1960年、安保闘争が激化する中で、多くの人々の反対を押し切って日米安全保障条約の改定に踏み切った。しかし、その日米安保によって日米同盟を維持したことで、現代の日本の平和が守られている。

 

今、安倍首相は、大きな決断を迫られている。日本の未来を守るためには、領土問題を一時的に棚上げしてでも、アメリカを巻き込む形で日露平和条約を結ばなければいけない。

 

また、2014年に起きたクリミア併合後、先進国はG8からロシアを追い出し、さまざまな制裁をかけているが、これがロシアを中国に接近させた要因にもなっている。

 

安倍首相は6月末のG20に向けて「ロシアのG8復帰」を進め、日米露の三国間合意の枠組みでの「日露平和条約」を結ぶべきだ。これが、中国・北朝鮮問題を解決する「ラストチャンス」かもしれない。

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「日露平和条約」を決断せよ』 大川隆法著

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幸福の科学出版 『君たちの民主主義は間違っていないか。』 大川隆法著

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幸福の科学出版 『自由・民主・信仰の世界』 大川隆法著

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タグ: 日露平和条約  安倍首相  メドベージェフ  プーチン  トランプ  G20  ロシア  守護霊  領土問題  

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