釈量子の志士奮迅 [第5回]

2012.06.25

2012年8月号記事

第5回

釈量子の志士奮迅

世の中は変えられる!

幸福実現党青年局長

釈量子 (しゃく・りょうこ)

1969年東京都生まれ。國学院大學文学部史学科卒、(株)ネピアを経て、(宗)幸福の科学に入局。本誌編集部、常務理事などを歴任。 http://shaku-ryoko.net/

[第5回]「男の器」を考える

まもなく幸福実現党創立者・大川隆法総裁による『猛女対談~腹をくくって国を守れ』が発刊となります。ありがたくも対談をさせていただいた“猛女"として、その際話題にのぼった「男の器を鍛えよ」という国師の言葉を、考えずにはいられません。

男の器とは、真に「公」の心があるかどうかでしょう。若い時は、自分の夢や将来が大事です。しかしその夢や志は、世のため人のためという「公」の理想につながっているでしょうか? 北朝鮮の27歳の指導者が、核ミサイルを日本に撃ちこむ体制を整えつつあります。自国民が飢えて死のうとも、独裁体制を維持するため、恐怖による支配を続け、間もなく核武装国家として周辺諸国を脅かそうとしています。

またその隣の中国では、傲慢な態度で周辺諸国への軍事的覇権を広げています。建国以来、「平和解放」という名のもとに周辺国を次々に占領したこの国は、最近も人権活動家への弾圧を強めています。チベットでは、自分の体に火をつけて抗議する若者が30人を超えました。自分たちの歴史や文化、言語も宗教も禁じられ、最後の自己表現が焼身自殺しかないという悲劇。虐殺、粛清、弾圧が、表向きの経済発展の奥に、厳然として存在しているのです。

公のために命を捨てる覚悟はあるか

いよいよ、日本人の覚悟が問われる時です。この肉体生命を、見知らぬ人々のために、国のために捨ててもいいと思うかどうか。それも口だけでなく、その身を盾にして女性や子供を守ろうという男子がどれだけいるか。

実際、日本の平和は、世界最強の米国との同盟が保たれ、いざとなればこの日本やアジアの平和と安定のために血を流して戦う覚悟の若い米軍兵士がいるという厳粛なる事実によって保たれています。彼らと同じ覚悟を、日本の若い男子は持つことができるのでしょうか。

本気で自分の生命そのものを投入した時、魂にスイッチが入ります。それは、仏が人間の魂に埋め込んだ性質です。小さな自分を超えて人のために役に立てたという自己拡大の瞬間こそ、魂が喜びを感じる瞬間なのです。それは「自分ひとりの人生」以上の人生を自分が生きていることになります。吉田松陰先生しかり、坂本龍馬先生しかり、自分という小さな枠を超え、今なお私たちに人間としての理想を示し続けています。

公のために生きることは魂の喜びなんだ、当たり前のことなんだと考える男子が増えるかどうか、そこに日本の未来がかかっていると思います。

7月6日発売予定の新刊

猛女対談

腹をくくって国を守れ

著者 大川隆法

定価 1,365円

幸福実現党出版刊


タグ: 北朝鮮  幸福実現党  猛女対談  2012年8月号記事  核ミサイル  釈量子 

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