韓国で続く読書ブーム、20代若者の読書率が7割越え ─ 競争社会の中で「自分の内側を見つめる」「仲間と繋がる」きっかけに
2026.11.04
ソウルのショッピングモールの中央にある図書館「Starfield Library」。蔵書は7万冊で、入場無料。著者講演会や詩の朗読会、ブックコンサートなどが行われている(画像: efired - stock.adobe.com)。
世界的に読書離れが懸念される中、韓国の若者の間に起こる読書ブームが注目されています。2024年に韓国のハン・ガン氏がノーベル文学賞を受賞したことで勢いづいたと言われていますが、数カ月で流行が入れ替わる韓国において2年以上続くブームは珍しいといいます。
若い世代が読書を「かっこいい」と感じている
今年3月に韓国文化体育観光部が公表した「2025年国民読書実態調査」の結果では、成人のうち24年9月~25年8月の間に1冊でも紙の本・電子書籍・オーディオブックを読んだり聞いたりした人の割合は38.5%と、23年の43.0%から落ち込みました。
一方で、20代に限ると75.3%と全世代で最も高く、23年の74.5%からも上昇。そのうち、電子書籍の読書率が59.1%、紙の本が45.1%となっています。しかし、紙の書籍の人気も根強く、本を持ち寄って読書会を行ったり、中高生など若い世代が本に感想を書き込んで自由人と回し読みをする文化が生まれているといいます。
こうした若い世代の読書ブームは「テキストヒップ」と言われています。文章を表すテキストと、「かっこいい」を意味するヒップを組み合わせています。ハン・ガン氏のノーベル文学賞受賞、また人気アイドルがSNSやメディアで愛読書を紹介したことなどがきっかけとなり、書店に足を運ぶ若者も増えているといいます。
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