ケネディ米保健福祉長官が抗ウツ剤の過剰処方を抑制 ─ ウツ対策は宗教そのものの仕事
2026.05.27
《ニュース》
ロバート・ケネディ・ジュニア米保健福祉省長官がウツ病を含む精神疾患の治療において、抗ウツ薬(SSRIなど)の過剰処方を減らし、代替治療法を支援し、必要に応じて投薬を中止するための計画を発表し、大きな議論を呼んでいます。
《詳細》
ケネディ氏は今月上旬、米MAHA(アメリカを再び健康に)研究所が開催したサミットの中で、「我々は、特に子供たちの間で蔓延している精神科薬の過剰使用に対処することで、我が国のメンタルヘルス危機に立ち向かうべく、明確かつ断固とした行動を取る」と表明しました。
ケネディ氏は昨年長官に就任して以来、同氏が提唱する「アメリカを再び健康に」運動の一環として、精神科薬、特に抗ウツ薬の過剰処方を減らしていく方針を示してきました。
ケネディ氏は、これらの薬が乱用されており、暴力や銃乱射事件、妊娠中の女性が服用した場合の胎児への深刻なリスク、ヘロイン(麻薬)の禁断症状よりもひどい禁断症状、子供への害などと関連性があることを指摘しています。
精神医学の専門家からは、政府の新たな取り組みを歓迎する声がある一方、過剰処方が過度に強調されている可能性があるなどと、懸念する声も上がりました。
ケネディ氏が計画を発表してから10日後に開かれ、世界中の精神科医が参加した米国精神医学会の年次総会では、医師の多くが、ケネディ氏の発信によって投薬拒否や投薬中止が促され、ウツ病の再発につながるのではないかという懸念を示したと言います(5月25日付米紙ニューヨーク・タイムズ電子版)。
本会議では、学会の最高責任者であるマルケタ・ウィルズ氏が「私たちは、医療行為への政府の介入を決して支持しません」と表明し、拍手が沸き起こりました。ただし、ニューヨーク・タイムズは、医師たちが過剰処方抑制の取り組みに、慎重ながらも積極的に関わっている兆候も見られたと指摘。多くのセッションで、患者が薬を徐々に減らしていくための支援方法に関する研修が行われていました。
《どう見るか》
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画