「ディープステート」論の正しい見方 「ザ・リバティ」9月号(7月30日発売)

2024.07.27

前回の米大統領選を控えた2020年以降、「ディープステート」が日本のSNS上で広がり、特にユーチューブを頻繁に視聴するシニア層の心を鷲掴みにしている。

ディープステート(影の政府)が世界を操作している。日本はディープステートの支配から脱却しないといけない──という物語が拡散し、離れて暮らす親がいつの間にかその世界観に執着し、意思疎通がとりづらくなったという人まで出てきている。

人々の心に刺さるディープステートという言葉を広めたのは誰なのか……。

何を隠そう、トランプ前大統領自身である。トランプ氏は「ディープステートを解体し、腐敗したワシントンに民主主義を取り戻す」と繰り返し訴えており、共和党もディープステートをメジャーな政治問題として真正面から議論している。

トランプ氏の影響を受ける日本の保守派の中には、「ディープステート」論をさらに派生させ、「グローバリズム」や「軍産複合体」、「ネオコン」なる言葉にも再注目し、「実は世界はそうした勢力に支配されている」という言説を広げている人たちもいる。

一方で、それらの言葉の定義が曖昧であることを突いて、独自の解釈を加えて再生数を稼ぐユーチューバーも増えるなど、日本の言論空間がやや混乱状態にある。

トランプ氏を含む米保守派は一体何と戦い、どのように解決しようとしているのか。そして日本は、ディープステートやグローバリズムなどをどう考えるべきか。

【特集】「ディープステート」論の正しい見方

ディープステートはトランプに反旗を翻す国家官僚

  • 顔が見えない官僚の悪事
  • 万単位の官僚を入れ替える

【インタビュー】トランプ再選でも100件超の訴訟を計画 ディープステートに堕ちたCIAとFBI
──米安全保障政策センター戦略担当上級アナリスト J. マイケル・ウォーラー

  • ルーツは共産主義
  • 文化戦争でアメリカを堕落させる
  • オバマのチェンジは共産化だった
  • バイデンは国を統治していない
  • トランプ再選ならクーデターも議論
  • トランプは「小さな政府」でディープステートを解体する

「グローバリズム」の正しい見方

  • グローバリズムは経済用語である
  • 気候変動は姿を変えた共産主義
  • ワクチン政策は全体主義だった
  • 巨大IT企業もグローバリズム?
  • トランプは新しい独裁者と対決

反「グローバリズム」の正しい見方 「先祖返り」では未来は開けない

  • 反グローバリズムは過去に戻れ運動
  • 古い宗教などでは現代世界の諸問題は解決できない

軍産複合体とネオコンがバイデンを操っているのか??

  • 軍産複合体とネオコンは悪か
  • バイデン氏は凡人であるため世界を分断
  • アメリカの軍事行動は二面性がある
  • 多極化は闘争と破壊の世界

「世界を操作する者」の正体とは何か

  • 操っているのは宇宙人だった!?
  • バイデン氏を操り世界に影響
  • 正体はカンダハールか
  • 地球人の戦いだけでは終わらない
  • 悪質宇宙人から地球を護るには

【特集】月面基地、UFO開発、小説『三体』の暗示──習近平、恐怖の宇宙戦略

中国は6月、「月の裏側」に無人探査機を着陸させ、土壌サンプルの回収を世界で初めて成功させた。「宇宙強国」を目指し、目を見張る速度で宇宙開発を急ぐ中国・習近平政権。その奥深くにちらつく"闇の野望"に迫る。

「月の裏側」で宇宙人基地に迫る中国

  • 月裏側の基地で宇宙人と密約
  • 裏側に存在する巨大宇宙船や構造物
  • 中国探査地点は宇宙人基地に迫る

米国防総省も危惧する中国製UFOの影

  • 米国でも囁かれる中国のUFO開発
  • UFO技術供与に熱を入れる悪質宇宙人

大ヒットSF小説『三体』が暗示する悪質宇宙人の戦略

  • 全くのフィクションではない!?
  • 「三体」が広げる暗黒の宇宙観

地球をめぐる光と闇の戦い 「知る」ことが抑止力になる

本誌では他にも、以下のような記事を掲載している。

「格差是正」はなぜ正義ではないのか──「良い格差」は世界を繁栄させる

  • 格差是正は真の同胞愛なのか?──トランプ前大統領の経済顧問 アーサー・B. ラッファー博士
  • 日本は「働いたら負け」社会になった──教育評論家 森口朗

【地域シリーズ 大阪】維新人気の正体は「ご利益信仰」か?

型式認証試験「不正」の本質とは? 国土交通省は日本の自動車メーカーを守れ

  • 一番の問題は制度を変える仕組みがないこと──自動車経済評論家 池田直渡

【ニッポンの新常識・軍事学入門】西側はロシアの消耗戦をナメた(前編)

人は死んでも「生きている」──3つの体験談から考える供養の大切さ

【新・過去世物語】源信はスウェーデンボルグに生まれ変わった──転生を通じて伝えた「地獄の真実」

【宇宙人最深ファイル】UFOは精神エネルギーで動いている

【大川隆法・未来への羅針盤】社会人の学び直しは入門的な読書から


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