中東の宗教戦争を解決するためには - Part 3 未来のためにイスラム教が考えるべき3つの問題点

2023.12.25

ブルカ(ヴェール)を着用した女性(画像:Daniel jakulovic / Shutterstock.com)。

2024年2月号記事

中東の宗教戦争を解決するためには

中東における「宗教戦争」の中心地が今、燃えている。
このイスラム教とユダヤ教の対立は、世界を二分する戦いに引火する危険性をもはらむ。
両宗教の発祥と、未来のあるべき姿の両端から、絡まった憎しみの糸を解きほぐす道を探った。


contents

中東の宗教戦争を解決するためには - Part 3 未来のためにイスラム教が考えるべき3つの問題点


未来のために

イスラム教が考えるべき3つの問題点

現状におけるイスラム教について、3つの問題点を考えてみたい。


(1)全体主義的傾向が極めて強い

まず大川総裁は「イスラム教国家も、体制としては、″中国的な共産党一党独裁"の体制に近いのは近い」と指摘する(*1)。前出の2つのインタビューを読んで、中国・北朝鮮のような実態に驚いた人も多いだろう。

その背景について大川総裁は、「イスラム教では、『人間はアッラーの下に平等である』ということなのですが、アッラーのみが人権ならぬ神権を持っていて、人間はその僕であり、いわゆる人権というものが、はっきりと認められているわけではありません。それが人権軽視の流れとして出てきていると思います」と語る(*2)。

現にイスラム教国家では、「砂に人を埋め、石で打ち殺す」「四肢を順番に切断する」など、犯した罪に対して、科せられる刑罰が厳しすぎるケースも見られる。

(*1)法話「『メシアの法』講義」
(*2)『釈迦の本心―政治編』(幸福の科学刊)

 

次ページからのポイント(有料記事)

それでもイスラム教徒がユダヤ教徒を許してあげるべき理由

COLUMN 雪だるまも偶像崇拝!? 現代に適さない「昔の慣習」

COLUMN 宗教対立を解決する道を示す『太陽の法』

 

 

続きは2ページ目へ(有料記事)


タグ: エル・カンターレ  宗教戦争  女性  ハマス  イスラム教  キリスト教  慣習  自由と平等  暴力肯定  全体主義  共産主義  中国  人権    2024年2月号記事  イスラエル  パレスチナ  ユダヤ教  自助努力  至高神 

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら