中国がコロナによる死亡データを削除していたと英紙FTが報道 国際社会は中国の実態を暴き、情報開示を求めるべき

2023.07.19

《ニュース》

「中国で最も人口の多い省の1つである浙江省が、昨年12月に中国政府が厳格なゼロコロナ政策を緩和したために、死亡者数が急増したということを示すデータを削除していた」と、このほど英紙フィナンシャル・タイムズが報じました。

《詳細》

浙江省がこのほど発表した統計によると、裕福な沿海地方における今年第1四半期の火葬件数は、昨年同期比73%増の17万1千件でした。この件数は、2022年と21年の同時期に報告された9万9千人と9万1千人を大きく上回っていました。

中国のSNSでこの数字に対する注目が集まったために、浙江省はインターネットで閲覧できないようにしたと、フィナンシャル・タイムズ紙は報じています。

加えて同紙は、「昨年12月は2週間近く、病院や火葬場に死体が積みあがっていたにもかかわらず、中国政府はコロナによる死者はゼロだと毎日報告していた。その後、中国保健当局は、コロナによる死亡の定義を狭め、報告数を制限するために、死亡証明書から『コロナ』という項目を削除するよう地方政府に指示した」と指摘しています。

中国は、昨年第4四半期の火葬件数に関するデータを公表していません。また、サウスチャイナ・モーニングポスト紙が先月報じたところによると、中国の民政部が四半期ごとに発表している国家民生データから火葬件数が削除されており、各省も情報を公表していないようだということです。

《どう見るか》

続きは2ページ目へ(有料記事)


タグ: データ  死亡者数  白紙革命  コロナ  火葬件数  ゼロコロナ政策  削除  中国 

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら