映画、食、旅行…… 新たなチャレンジの舞台は「宇宙」

このほど、米俳優のトム・クルーズさんの宇宙行きが正式に決定しました。

米宇宙開発企業「スペースX」とNASA(アメリカ航空宇宙局)が全面的に協力し、国際宇宙ステーションで映画の撮影を行うといいます。歴史上初めて、宇宙で映画が撮影されることになります。

トム・クルーズさんが登場する宇宙船は2021年10月に発射予定で、映画監督を務めるダグ・リーマン氏も同乗するといいます。映画のタイトルやストーリーは未発表で、製作費は2億ドル(約210億円)規模になる見込みです。

一方、ロシアの映画界もこれに"宣戦布告"しています。

ロシア国営宇宙開発企業「ロスコスモス」はこのほど、来秋に露俳優を乗せたソユーズ宇宙船を国際宇宙ステーションに向けて打ち上げ、「史上初の宇宙での映画撮影を行う」と発表しました。ロシアの宇宙開発計画と宇宙飛行士の活躍を描くといいます。

米露のソフトウォーの舞台が、ついに宇宙に広がりました。今後、さまざまな分野で、宇宙が新たな挑戦の場になっていくことでしょう。