霊的進化論─(2) 【HSU・木村貴好氏の連載「生命の探究に向けて」】

2020.09.29

HSU未来産業学部 アソシエイト・プロフェッサー

木村 貴好

(きむら・たかよし)1971年、埼玉県生まれ。筑波大学第二学群生物学類卒。同大学院修士課程(環境科学)修了、同農学研究科博士課程単位取得後退学。博士(農学)。応用昆虫学分野の研究を行う。農業生産法人、茨城県農業総合センター生物工学研究所を経て、2008年、幸福の科学に奉職。現在、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティの未来産業学部アソシエイト・プロフェッサー。「自然と環境」「基礎生物B」などの授業を担当。著書に『スピリチュアル自然学概論』。

スピリチュアル自然学概論

スピリチュアル自然学概論

木村貴好著

HSU出版会

今西錦司 自然学の創造

『今西錦司 自然学の創造』

木村貴好著

デザインエッグ社

前回( https://the-liberty.com/article/17560/ )は、「霊的な進化論」について考察しました。今回はその続きです。霊的進化論を語る上では、宇宙の成り立ちに近い、「そもそもの起源論」が必要です。

宇宙にはもともと、生命が満ち溢れており、汎生命論とでもいうべき世界観から、宇宙は始まりました。大川隆法・幸福の科学総裁の著書『信仰論』には、次のようにあります。

根源の仏とは、智慧をふくみ、エネルギーをふくみ、創造する方向性を持つ、目に見えぬ霊的な磁場としての存在、巨大な発電機のような存在です。宇宙にパイプを張り巡らせて、光を供給している根本の存在を、『根本仏』と呼んでいるのです

人間はそれぞれ生命を持っていますが、その生命の源は何かといえば、もとをたどれば、結局、根本仏が大宇宙を創造したときの光なのです。この光の一部が小さく分光して、個々人の魂として肉体に宿っています。また、その光は動植物のなかにも宿っています。これを『仏性』と呼んでいるのです

こうした光について、「それを受け入れるのは科学ではなく、宗教ではないか」という反論もあると思います。ただ前掲書には、「 修行が進み、阿羅漢以上の境地になると、そうした光の感覚が分かるようになります 」と、追体験できる方法論が説かれています。それを科学的に研究することは、未来科学として必要であると思います。

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タグ: 汎生命論  生命の探究に向けて  進化論  自然淘汰  仏性      幽体  根本仏  木村貴好 

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