共和党vs.民主党 米大統領選でヒラリー支持の地域、コロナ死亡率がトランプ派の3倍

2020.05.31

2016年の大統領選で民主党のヒラリー・クリントン氏に投票した地域は、共和党のドナルド・トランプ氏に投票した地域よりコロナの死亡率が3倍高い──。

そんな衝撃的な事実を、このほどロイターが報じました。

ロイターの計算によると、クリントン氏に投票した郡(州の下位の行政区画)では、10万人あたり39人が新型コロナウィルスで死亡。一方、トランプ氏に投票した郡では10万人あたり13人しか死亡していないといいます(5月20日までの報告数から)。

全米50州のうち36州において、民主党支持者の多い郡の方が、死亡率が高い傾向が出ているといいます。

これを受け、リベラルメディアを代表する米ニューヨーク・タイムズ紙は25日、「ウィルスは民主党員をより激しく攻撃している」と題した記事を一面に掲載。内容は、民主党の汚名返上に徹し、リベラルの立場を擁護しました。以下は記事の要約です。

「死亡率が違うのは、民主党支持の地域は人口密度の高い都市部が多く、逆に共和党を支持する地域は農村部や郊外が多いため。民主党員がウィルスの脅威をよく理解して経済封鎖に耐えているにもかかわらず、共和党員は、『すべての人が、リスクについて自分自身で判断すべき』という考えの下、『自分の身の回りには降りかからないだろうという態度(it's-not-coming-for-my-neighborhood-attitude)』で、自由に外出や旅行をしている」

記事は、共和党議員のみならず、共和党を支持する一般市民の声も丁寧に拾い上げた、"力作"です。

果たして人口密度の高さだけが要因なのかは不明ですが、いずれにせよ、今回のコロナ・パンデミックは共和党と民主党の違いを浮き彫りにしています。

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タグ: 新型コロナウィルス  トランプ  ロックダウン  民主党  共和党  死亡率  ヒラリー  信仰心 

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