カテゴリ「世界:中国」の記事一覧

2016.04.29
香港の10年後は自由か? 映画「十年」で描かれる中国支配の足音
2016年6月号記事 香港の10年後は自由か? 映画「十年」で描かれる中国支配の足音 中国の影響力が強まり、次第に自由が失われていく香港の未来を描いた映画「十年」が、「香港のアカデミー賞」と呼ばれる香港電影金像奨で、最優秀作品賞を受賞した。本作の制作者に話を聞き、香港の今を知るため、記者は香港に飛んだ。...

2016.04.11
中国企業がギリシャ最大の港買収 「軍港化」へのシナリオとは?
ギリシャ最大の港・ピレウス港(Milan Gonda / Shutterstock.com) 中国政府の国有企業である中国海運最大手の中国遠洋運輸集団(コスコ・グループ)はこのほど、ギリシャ最大の港であるピレウス港を買収する契約について、ギリシャ政府と正式に調印した。 契約は、習近平指導部が指導したという。 ...

2016.04.06
「香港のアカデミー賞」受賞映画はフィクションではない
2014年9月「雨傘革命」の様子。写真はWikipediaより。 今年の香港の映画作品賞は時勢を反映したものとなった。 「香港のアカデミー賞」と呼ばれる香港電影金像奨の授賞式が3日に行われ、自主制作映画「十年」が、最優秀作品賞を受賞した。 この映画は監督5人が共同で制作し、昨年12月に公開された。5話の...

2016.04.02
香港政府が独立を目指す活動家に「法的措置」で牽制 香港の自由と繁栄を守れ
香港では、中国からの完全な独立を目指す動きが活発化している。今年9月の議会選挙を見据えて、若者らが中心になって「民族自決、香港独立」を目指す「香港民族党」がこのほど設立を宣言した。 香港特別行政区政府はこうした活動家に対して、「香港は譲渡できない中国の一部である」として、「中国からの完全な分離を求める活動に対しては、法的措置もありうる」と脅...

2016.03.30
次々と人が行方不明になる中国 G7サミットは議論するチャンス
中国のWebサイトに、習近平・国家主席の辞任を求める匿名の手紙が掲載されたことで、サイト関係者や著名コラムニストなど20人が行方不明になっている。中国の治安当局に連行された可能性が高いという。 問題となった手紙は、3月4日、政府系のニュースサイト「無界新聞」に掲載された。内容は、「親愛なる習近平同志、我々は忠実な共産党員だ」と始まり、経済低...

2016.03.23
ハリウッドでも中国色強まる 日本が発揮すべき「ソフトパワー」
ハリウッド映画で、中国色が強い映画が増えている。 例えば、公開中の映画「オデッセイ」にも中国の影がちらついている。「オデッセイ」は、火星に取り残された宇宙飛行士の奮闘と、彼を救い出そうとする仲間たちを描いたSF映画。中国国家航天局が救助の重要な役割を担い、中国人も数多く登場する。 ある映画評論家は、「まるで米中...

2016.03.13
北京で全人代が開幕中 習近平氏への権力集中が進む中国
全人代の会場である人民大会堂。(画像はWikipediaより)。 中国では、3月5日~16日にかけて、全国人民代表大会(全人代)が開催されている。ここでの議論から、習近平国家主席への権力集中が進んでいることが伺える。 全人代は、中国の憲法には、「最高の国家権力機関」と定められており、日本の国会にあたるものだ。毎...

2016.03.04
ますます強まる中国のメディア統制 「中国メディアの魂は死んだ」のか
Mario Savoia / Shutterstock.com 中国の新聞「南方都市報」に掲載された、習近平国家主席を暗に批判する記事(下の写真参照)を書いた女性編集者が解雇処分になった。先月20日に掲載されその記事の見出しは、次のようなものだった。 「党と政府が作ったメディアは宣伝のための基地である。その姓は『党』とすべきである」...

2016.02.19
中国が南シナ海にミサイル配備 危ないのはASEANだけではない
中国軍の侵出で、南シナ海が「中国の海」になりつつある。 南シナ海に中国の脅威が及ぶ中で、米カリフォルニア州で行われていた、初の米ASEAN首脳会議が16日、閉幕した。 「航行と飛行の自由」「紛争の平和的解決」などを盛り込んだ共同声明を出したが、ASEANの一部の中国寄りの国による反対で、「中国」や「南シナ海」と...

2016.02.11
北朝鮮への経済制裁 実は、中国の軍事シミュレーション!?
日本を中心に、「北朝鮮包囲網」を作る動きが進んでいる。 北朝鮮が7日に事実上の長距離弾道ミサイルを発射した。そのことを受け、安倍晋三首相は9日、オバマ米大統領と韓国の朴槿恵大統領と相次いで電話し、北朝鮮制裁の調整を主導した。 安倍首相は米韓両首脳に対し、「各国の強固な連携により、強い決議の迅速な採択に向け、プロ...











