国家の三要素は「領土」「国民」「主権」である。「領土」については昨年来、尖閣列島や北方領土問題など日本国民として意識させられる局面が続いているが、外国人参政権はまさに「国民」の定義をめぐる問題だ。

近代国家においては国民の「権利と義務」は一体である以上、参政権という権利には当然、

納税の義務や、必要とあらば日本を守るために戦う義務などが伴うべきであり、そうした義務規定なしに外国人参政権が拡張するとしたらバランスを欠くことになる。鳩山氏は「参政権問題が日韓友好を進める上での障害になっている」としているが、外国との友好以前に、独立国としての「国民の権利と義務」の観点から、外国人参政権問題はもっと議論する必要がある。( T)

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