図書館や美術館などの公共施設の改修や、集客を増やすための工夫に、若い建築家の感性を活かす計画を、総務省が進めている。このほど、読売新聞が報じた。改修を検討する施設をインターネットで公開し、デザイナーなどが書き込んだアイデアを施設側が選び、総務省が判断する。総務省は自治体に2千万円ほど補助する。

成功事例として、記事の中でも名前を挙げられているのが、石川県金沢市の「金沢21世紀美術館」。併設するカフェ・レストランが注目され、美術館の集客に貢献しているという。つまり、美術鑑賞の際に、読書をしたり、飲食したりできるという付加価値をつけたわけだ。