2014年9月号記事

Part 2

ドイツは何を謝ってきたのか


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1995年に「日本の植民地支配と侵略」を謝罪する「村山談話」を発表した村山富市首相(当時)。下は、1970年、西ドイツのヴィリー・ブラント首相が、ポーランドの首都ワルシャワのユダヤ人虐殺の慰霊碑前でひざまづいて献花する様子。

日本とドイツは、第2次大戦の敗戦国として、いまだに謝罪や反省を求められる。ナチスの蛮行そのものは決して許されるものではないが、世界第3位と4位の経済大国が、国連で常任理事国になれないのは、「敗戦国だから」に他ならない。両国はこれからも永遠に謝罪し続けなければならないのだろうか。

(編集部 大塚紘子、長華子、馬場光太郎、冨野勝寛)