ベトナム近海 中国が石油掘削装置を撤去 事態の沈静化を狙う?

中国政府は15日、ベトナムの排他的経済水域内で中国企業が強行していた石油掘削調査を終えたと発表。8月中旬までと予告していたが、1カ月も早く撤収した。来月10日からミャンマーで開かれる東南アジア諸国連合地域フォーラム(ARF)で、集中的に非難されるのを避けるためとの見方が強い。

⇒これは中国が、「他国の非難を恐れて完全に諦めた」ということではない。ほとぼりが冷めるのを待ち、またいずれ摩擦を起こすだろう。事件を教訓に、日本はベトナムをはじめとする東南アジア各国と海上安保の協力を強化すべき。

慰安婦を「性奴隷」と呼ぶのは不適切 政府、国際会合で批判に反論(産経新聞)

国連で開かれていた自由権規約委員会による日本の審査が終了。委員会は慰安婦問題について、2008年に法的責任を求めたことに対し、日本が対応を変えていないと非難。また日本に「『慰安婦』ではなく『強制性奴隷』と呼称すべき」と主張したが、日本側は「1926年の奴隷条約の定義に当てはまるとは理解していない」と反論した。

⇒人権関連の国際会議では、日本の左翼弁護士が先導して「性奴隷」という言葉を広げてきた。政府がきちんと反論することは重要だ。ちなみに、同会合は日本に対して、在日韓国・朝鮮人へのヘイトスピーチの対策を求めたが、韓国での日本に対するヒステリックなヘイトスピーチは、人道の立場から放置したままでいいのか。

日英で、空対空ミサイルを共同研究 新三原則で初の判断(毎日新聞)

政府は自衛隊の次期主力戦闘機の空対空ミサイル技術を、イギリスと共同研究する方針。「武器輸出三原則」に代わって、4月に定めた「防衛装備移転三原則」に基づき、外国へ武器や関連技術を移転するのは初めて。

⇒アメリカ以外にも、価値観を同じくする国との防衛協力は重要だ。日本国内では、集団的自衛権や憲法改正をめぐり、細かな文言の解釈で大議論になるが、「法律や規則のために国民が存在する」のではなく、「国民のために法律や規則が存在する」という大原則を忘れてはならない。

71歳男性が富士山の最多登頂記録を更新(東京新聞)

実川欣伸さん(71歳)が16日、1673回目の富士山登頂に成功。最多登頂記録を更新した。初登頂は42歳のとき。当時勤めていた会社の中国人研修生の要望に応じ、年に数回登るようになったが、「そんなに登るなら記録に挑戦したら」という一言がきっかけになり、記録を積み重ねた。

⇒記録達成の前日には、未明から夕方までに山頂まで3往復したという。コツコツと体力を使い続けていれば、いつまでも若々しく頑張れるのだと感じさせられる。(居)

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2014年8月号記事 日本はアジアの警察官たれ 東南アジアは「盟主」を求めている

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2014年6月12日付本欄 中国が嘘の歴史で侵略を正当化? 南京事件・慰安婦をユネスコ記憶遺産に申請

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7980