2011年10月5日、アップル社の創業者の1人であるスティーブ・ジョブズ氏が56歳で亡くなった。あまりに早すぎる天才の死は、世界の多くの人々を悲しみに包んだ。
ジョブズ氏がアップル社を設立したのは1976年、21歳の時。仕事場は、自宅のガレージだった。アップル1、アップル2、マッキントッシュ、リサなどのコンピュータを開発し、若くして巨富を築き、デジタル革命の旗手となった。
今月1日に公開された映画「スティーブ・ジョブズ」は、生身の姿に光を当てていて意外な実像に驚かされる。天才には変わり者が多いと言われるが、その例にもれずジョブズ氏は、身体障害者用の駐車場に平気で自分の車を停めたり、恋人が妊娠を告げると「自分に責任はない」と冷たく突き放したり、自分の夢の実現を阻もうとする人は容赦なく切り捨てる。世界を変えた天才から離れていった人は多かった。
そのため、30歳の時に自身が創業したアップル社を追われるが、ピクサー社で映画を大ヒットさせるなどの成功を収め、97年に会社に復帰。その後、スタイリッシュなパソコンiMac、携帯型デジタル音楽プレーヤーiPod、タブレット型コンピュータiPadなどを世に出し、世界中で大ヒットさせていく。
一見、わがままで傲慢にも見えるジョブズ氏だが、映画を観ていると、彼の目には、明確に創りたいモノのビジョンが見えており、それを形にするためには、どんな困難も乗り越えて世に生み出さなければいけない、という強い意思があったと理解できる。
実は、ジョブズ氏の死後3カ月が経った2012年1月、大川隆法・幸福の科学総裁は、天国に還ったばかりの氏の霊を呼び寄せ、霊言を行っていた。その内容を収録した書籍『公開霊言 スティーブ・ジョブズ 衝撃の復活』が今月11日、全国の書店で発売される。
その中で、ジョブズ霊はこう話した。「『美しさ』と『好奇心』という、これら二つの言葉は、非常に近い関係にある。(中略)『クレージーになる』ということは、『好奇心を持つ』ということで、それが人間の心の美しさにつながるんだ。分かるかな?」
また、アップルと神仏について次のように語った。「ニュートンの有名なリンゴの話があるよね? それがアップルの起源だ。アップルコンピュータの起源は、そこにある。それは、科学から来ているが、神や宗教からも来ているんだ。ニュートン自身が、その両方を象徴しているよね。彼は、科学者であり、神に対する深い信仰者だった。そして、(フリーメイソンの)グランドマスターでもあった」
映画と霊言本を通して、ミステリアスな偉大な天才の実像に迫ることができるだろう。
【関連書籍】
幸福の科学出版 『公開霊言 スティーブ・ジョブズ 衝撃の復活』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1042
特設ページ 『公開霊言 スティーブ・ジョブズ 衝撃の復活』
http://special.irhpress.co.jp/jobs-returns/
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2011年10月6日付本欄 ジョブズ、「最高の発明品」を手に旅立つ
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2013年5月19日付本欄 【海外メディア】故S・ジョブズ氏夫人、慈善活動を本格化させる(前編)