2013年11月号記事

第16回

釈量子の志士奮迅

世の中は変えられる!

釈量子

(しゃく・りょうこ)1969年東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒、大手企業勤務を経て、(宗)幸福の科学に入局。本誌編集部、常務理事などを歴任。2013年7月から幸福実現党党首。

釈量子のブログはこちらでご覧になれます。

http://shaku-ryoko.net/

釈量子の守護霊霊言

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目からウロコ! 幸福実現党の新党首の秘密

大川隆法著

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猛女対談

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腹をくくって国を守れ

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2020東京オリンピック――

ゴールデン・エイジに向けてのドラマが始まった

2020年、日本にオリンピックがやってきます! 7年後、お子様はいくつになっておられるでしょうか? 東京はどんな都市に変貌しているでしょうか? リニアはどこまで開通しているでしょうか? 希望に胸がふくらみます。

しかし一方で、オリンピック開催に対して「浮かれている場合ではない」という意見もあります。汚染水で揺れる原発問題、いまだ多くの人が避難生活を強いられている東北の復興など、日本が早急に解決しなければならない問題が山積しているからです。

しかし、こうした課題の解決を含めて、オリンピックは日本の変革の背中を押し、それが世界にとっても、未来を拓く重要なカギとなると思います。

例えばエネルギーの問題は、まもなく人口100億人時代を迎える人類にとって最重要の課題です。日本が原発事故の試練を乗り越えて、安全な原発を再稼働させるなどして、世界の原発技術をリードできるようになれば、資源を奪い合う国際的な争いや紛争を回避できるのではないでしょうか。

そして、震災という未曾有の悲劇を乗り越えて、東北の地が完全な復興を成し遂げたならば、戦後の焼け野原から立ち上がった1964年の東京オリンピックがそうであったように、人間は何があろうと必ず立ち上がり、未来を拓いていける存在だという希望を、再び世界に発信することができるでしょう。

7年後に向けた挑戦

夢は大きくふくらみますが、まず小さな個人のレベルでできることと言えば、やはり英語でしょう。海外のお客様にとって、日本の言葉の壁は相当厚いものがあります。世界の方々を「おもてなし」するためにも語学の力は欠かせません。そして海外の人が過ごしやすい「英語インフラ」の整備を進めるべきです。この機会に官民挙げて英語熱を高め、政令指定都市は英語を準公用語にするなど、徹底的に国際都市に変身すべきだと思います。

また、国際人となるための「教養」も必要となります。海外の人と付き合うには、世界史や東洋史、とりわけ自分の国のことを語れないことには始まりません。この際、日本の歴史の素晴らしさを再発見し、世界に向けてどんどん発信したいものです。そのためには、「自虐史観の見直し」が不可欠です。

「国家観」の獲得も大切です。どの国の人も自分の国を誇りに思い、国益を大事にします。私たちも、国にしてもらうことばかりを考えるのではなく、日本のために何ができるのかを真剣に考えるチャンスです。世界の平和と正義のために力を尽くす国として、毅然とした正義に則った行動を取ることをアピールすべきです。

そしてぜひとも「世界の常識は日本の非常識」の筆頭にあげられる「宗教」についての認識を深めていきたいものです。

日本には、世界最高の仏教文化が花開いた古都があり、神々と共に生きてきた、日本神道の歴史があります。そして何より、新文明の基盤となる世界宗教の胎動の地として、最先端の仏法真理が発信されているのが、この日本なのです。

21世紀以降の課題は、中国や北朝鮮など、秘密警察や強制収容所がある唯物論の国から人々を解き放ち、民主化への道を開くことです。また、宗教対立が続くイスラム社会のイノベーションも求められます。そのためにも、新たな世界宗教の出現が待ち望まれます。幸福の科学こそ、その時代的要請を受けて立てる、唯一の存在であると確信しています。

平和の祭典にむけて憲法改正へ取り組み

残念ながら、世界は平和と安定の時代に向かってはいません。財政問題を抱えるオバマ政権は、世界の警察官をやめると宣言したばかりです。日本はホスト国の責務としても、憲法改正に本腰を入れて取り組み、国として一番大事な仕事=国民の生命・安全・財産を守れるようにしておかなければなりません。2020年の祭典を平和裏に迎え、それ以降の時代を拓くためにも、私たち幸福実現党は何としても、未来を変える力になりたいと思います。

7年後には肌の色や言語の違う人たちが笑顔で街に溢れます。アスリートのみならず、世界中の人々の感動を呼ぶドラマが、この日本を舞台に始まりました。主役は、私たち一人ひとりです。力を合わせて、新しい時代を切り拓こうではありませんか!