2013年10月号記事

The Liberty Opinion 3

正しい歴史観に基づく再出発が英霊たちの慰霊となる

「国のために散っていった方々に対する、尊崇の念を込めてお参りした」

68回目の終戦記念日を迎えた8月15日、超党派でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の会長を務める尾辻秀久・元厚生労働相は、会見で、参拝に込めた思いをそう語った。

今回、参拝に訪れた国会議員は、同会のメンバーや閣僚など合わせて100人を超え、国を守るために戦争で命を落とした英霊たちを弔った。だが、 安倍晋三首相は姿を見せず、自民党総裁として玉串料を奉納するにとどまった。

この日、靖国神社には、韓国の野党議員が訪れる構えを見せていたこともあり、防弾チョッキなどの装備をつけた警察官があちらこちらに待機。物々しい警備態勢が敷かれた。日韓両政府の働きかけもあり、結局、韓国の議員らは、神社から約500メートル離れた路上で、「安倍政権の軍国主義に反対する」などと抗議するに終わった。