宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」が好調だ。映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では、7 月20日の公開以来、5週連続で首位をキープ。この作品は旧日本軍の戦闘機・零戦の設計者である堀越二郎を主人公とし、開発の苦悩と恋を中心に描いたものだ。

宮崎監督はこれまでも、「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」などの世界的なヒットを飛ばし、日本のアニメを世界に誇る文化に高める上で、大きな貢献を果たしてきた。その一方で、注目されるのはその思想的な背景だ。

スタジオジブリが発行している小冊子「熱風」7月号には、宮崎監督が寄稿し、憲法改正への反対や、戦前の日本は悪かったとする歴史認識を示した。この小冊子が大人気だったことを、東京新聞は先月の参院選投開票日の2日前にわざわざ1面で報じ、憲法反対論を喚起する材料に使った。

宮崎監督はその後も、韓国紙のインタビューでも「過去の歴史を清算しないで言い逃れをする」と安倍政権を批判するなど、自虐史観を広めたい国内外の勢力の広告塔になってしまっている。「巨匠」宮崎駿の影響力の大きさを考えれば、どのような思想を持つ人物なのか一度調査が必要だろう。

そこで大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は、宮崎監督の守護霊インタビューに踏み切った。その内容をまとめたのが『「宮崎駿アニメ映画」創作の真相に迫る』(大川隆法著)で、今月20日から全国の書店で発売される。

宮崎監督はもののけや妖怪のいる世界観を作品に数多く盛り込んできたが、その守護霊はやはりそうした世界の住人であることを告白した。政治的には、「日本? まあ、中国や韓国に軍人を送って、軍隊が支配したように、多少は蹂躙されるんじゃないの? それは、そういうこともあるんじゃない?」と、日本が侵略されても構わないという見方を示している。

作り手の思想的な背景を知らずに作品を観ることで、観客が知らず知らずに作り手の世界観に染まっていくことはよくある。「風立ちぬ」を観る前に、あるいは観た後に、ぜひ本書を通じて宮崎監督の考え方についても、知識を得ておくべきだろう。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『「宮崎駿アニメ映画」創作の真相に迫る』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1001

アマゾンの同書紹介ページ

http://amazon.co.jp/o/ASIN/4863953747/liberty0b-22/

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