総務省消防庁は30日、5月下旬から7月下旬までの2カ月間で、熱中症で救急搬送された患者数が2万6860人(速報値)と観測史上最高の数になったと発表した。そのうち死亡者は32人、重症者は713人にのぼった。年齢別に見ると、65歳以上の高齢者が1万3014人で全体の約半分に及んでいた。

福島第一原発の事故以来、各地の原発が再稼働できなくなり、自治体やマスコミは盛んに節電を呼びかけている。そのため、エアコンを切って過ごそうとする律儀で真面目な高齢者も多いという。

ある専門家の調査では、高齢者がエアコンを使用する時間は若者の半分で、その要因として、温度上昇を感じる能力の低下のほかに、「節電のため我慢したりする人もいるとみられる」という指摘もある。(29日付読売新聞)

こうした中で、気温の高い日が続き、7月の始めには、東京都心で最高気温35度以上の猛暑日が4日連続となり、最高記録を更新した。

ここ数日は、記録的な豪雨で全国各地で被害が出ているが、この異常気象は何が原因か。これまで数々の霊言を行ってきた大川隆法・幸福の科学総裁は、選挙期間中の7月12日、ついに自身の守護霊を呼び、その中で、大川総裁の守護霊は、憲法改正や中国の問題について話す中で、猛暑続きで、死亡者が出ていることについて触れ、次のように警鐘を鳴らした。

「こうしたことは、自然現象としてのみ処理されているが、彼らを生かすためには、安価な電力の供給の体制が非常に重要だと思われる。実は、こうした天意が、表れていることを知らねばならないと思う。早い梅雨明け、熱暑の到来。これは、『電力の安定的供給が、住みよい社会をつくり、老人や子供たちの生命を守ることを知るがよい』ということを示しているわけだ。(中略)ただただ『原発廃止』を唱えているけれども、天意はそちらのほうにはない」

つまり、猛暑が続くのは、「原発を動かせ」という天意の表れということだ。

一方、安倍晋三首相は、参院選前から原発に対する態度を明確にすることはなく、再稼働についても原子力規制員会の判断に委ねるばかり。政治のリーダーシップを発揮する素振りは見せていない。

だが、本欄でも再三指摘してきたように、福島原発事故の放射線の影響で死んだ人は一人もいない。亡くなっているのは、節電に協力したがための熱中症による高齢者であり、避難を強いられ、慣れない土地や狭い仮設住宅でストレスを抱える人たちである。

安倍首相は、本当に国民の生命を守るつもりがあるならば、規制委任せでなく、政治のリーダーシップを発揮して、原発の再稼働を積極的に進めなければいけない。(居)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『大川隆法の守護霊霊言』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=988

アマゾンの同書紹介ページ

http://amazon.co.jp/o/ASIN/4863953631/liberty0b-22/

【関連記事】

2012年7月9日付本欄 民主党政権になって、日本で竜巻被害が多発?

http://the-liberty.com/article.php?item_id=4555

2012年3月23日付本欄 天変地異が日本人に送るメッセージ

http://the-liberty.com/article.php?item_id=3992