2008年12月号記事

国境ルポルタージュ

沖縄から台北、金門へ アジア情勢の最前線をいく

今年は、中国が台湾の金門島を砲撃した「八二三砲戦」から50周年。中国の国家戦略として、もし台湾の併合、沖縄の属国化という穏やかならぬものがあるならば、国境を接した沖縄県民である僕としては一度その最前線を見ておこうと思い、台湾に旅立った。発展する台北と中台国境の島・金門から、沖縄の未来、日本の未来、そしてアジアの未来を考えた。(取材・文・写真/根岸冬生)

(ねぎし・ふゆみ)沖縄県名護市在住。エッセイスト、紀行ライター。ネパール、インド、中国奥地など、アジア各国を中心に取材。