22日発売の「週刊新潮」8月30日号が、「『雅子さま』守護霊を呼んだ『大川隆法』幸福の科学総裁」との大見出しで、3ページにわたる記事の文字数のうち51%を、盗用した「霊言」の引用で埋めるという"怪挙″に出た。

内容は、7月19日に大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁が、公開霊言で雅子さまの守護霊を招霊し、「守護霊インタビュー」を行った様子を詳しく紹介。

「さる幸福の科学ウォッチャー」の話として、霊言の内容を抜粋している。だが、この内容は幸福の科学の支部等で信者が宗教行事として拝聴しているものを盗撮・盗聴している。

著作権法の観点から見て、公表された著作物でないものを勝手に活字にして頒布することは許されない。しかも、文字数の過半数を引用することは、法律で認める「引用」に当たらず著作権侵害となる。

さらに、これだけ無断盗用をしておきながら、「むろん、雅子妃の守護霊とは名ばかりではあるが」「言いたい放題」「長々と連ねてきた独白は、あるいは雅子妃の胸中に去来したであろう一抹の不安に、荒唐無稽な装飾を施した"妄想″に過ぎない」などと、随所に中傷を散りばめている。

また記事のリードには、「こともあろうに、皇太子妃雅子さまの守護霊がお相手だというのだ」、記事の結びとして「教団が戻れない"一線″を踏み越えてしまったことは疑いようがない」などと、幸福の科学が皇室に対してまるで不敬を働いたかのような言い回しをしている。

だが、「週刊新潮」がこのようなことを言える立場にはあるまい。そもそも、「週刊新潮」を始めとする週刊誌メディアが「お世継ぎ問題」などで囃したて、雅子さまの真意が曲がって国民に伝えられているため、皇室の未来を慮った大川隆法総裁が雅子さまの「ご本心」を世の人々に明確にお伝えするために、今回の「守護霊インタビュー」が行われたからだ。

「週刊新潮」の雅子さまに対する不敬な記事は枚挙にいとまがない。少し見出しを挙げてみよう。

  • 「『雅子妃』昼夜逆転の生活で『皇太子殿下』の孤独なるご就寝」(5月3・10日号)
  • 「『雅子妃』にネグレクトされた『東宮大夫』12カ月」(7月15日号)
  • 「『天皇皇后』昼食は颯爽とご辞退の『雅子妃』」(7月19日号)
  • 「宮内庁が気を揉む『雅子さま』過密な行楽日程」(8月16・23日号)

この守護霊インタビューを終えたあと大川総裁は、「皇室が末永く繁栄なされることをお祈りしたい」「天皇家は日本の神々の子孫なのである」と、皇室を重んじないマスコミに対して警告を発している。その前提を書かずに、幸福の科学が皇室に不敬を働いているかの印象を与える記事を書いた「週刊新潮」の姿勢そのものが「不敬」であろう。「週刊新潮」は、まず自らの皇室報道を振り返って反省する必要がある。

また、繰り返し霊言について否定しているが、どうやら内心では「霊言は本物だ」と思っているフシがうかがえる。それは、酒井逸史編集長自身が「守護霊インタビュー」を受けて本にもなった(関連書籍参照)のに対し、逆ギレして大反論記事を書いてきたこと(関連記事参照)や、今回の霊言の大量引用と、霊言に表面的にケチをつけるだけで霊言の内容そのものについては何も反論ができていないところから分かる。

酒井編集長には、ぜひ素直な心を取り戻して、「編集長の告白・私の守護霊の霊言は真実だった」という特集記事を書いてもらいたいものだ。(仁)

【関連書籍】

幸福の科学出版公式ホームページ 『徹底霊査「週刊新潮」編集長・悪魔の放射汚染』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=769

【関連記事】

2012年8月22日記事 皇室の末永い繁栄を祈って――雅子様の守護霊インタビュー

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4656

2012年7月5日記事 『「週刊新潮」編集長・悪魔の放射汚染』に、「週刊新潮」が大反論記事 酒井編集長が逆ギレ?守護霊インタヴューのどこが気に障ったのか

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4541