2012年9月号記事
太平洋戦争で日本は勝てた
「戦わずして勝つ」編
検証・10のターニングポイント
1945年夏、太平洋戦争で日本はアメリカに敗れた。だが冷静に考えれば、当時の日本はその時々で多くの選択肢を持ち、別の運命を切り拓くこともできた。さらに言えば、「戦わずして勝つ」こともできた。ターニングポイントで、どうすれば日本は勝てたか。国家が自らの意志によって、運命を切り拓く道筋を探った。
(編集部 山下格史、居島有希)
この記事に出てくる日英同盟から第二次大戦までの主な出来事
1902年 日英同盟
1904~05年 日露戦争日本が辛勝
1914~18年 第一次大戦 英仏などが勝ち 独が負ける
1921~22年 ワシントン会議 軍縮を話し合う 四カ国条約で日英同盟の解消が決まる
1937~45年 日中戦争 盧溝橋事件から始まる
1939~45年 第二次大戦 ドイツのポーランド侵攻から始まる
41年に日本の真珠湾攻撃で太平洋戦争が始まる