2012年6月号記事

第3回

釈量子の志士奮迅

世の中は変えられる!

幸福実現党青年局長

釈量子 (しゃく・りょうこ)

1969年東京都生まれ。国学院大学卒業後、ネピアを経て、宗教法人幸福の科学に入局。本誌編集部、常務理事などを歴任。 http://shaku-ryoko.net/

[第3回]立党3周年に思う
──今こそ国師の声を聴け

4月13日、北朝鮮が長距離ミサイルの発射実験に失敗。韓国や米国メディアに40分以上遅れて「飛翔体」の事実を確認した現政権の危機管理体制のお粗末さに、「やはり、この人たちに命を預けていてはいけない」という危惧を持ちました。

思えば2009年、「北朝鮮ミサイル」に象徴される国難をいち早く予見し、やむにやまれぬ気持ちで幸福実現党を立ち上げたのが国師・大川隆法・幸福の科学総裁でした。当時は、民主党も自民党も国防をほとんど語りませんでしたが、私たちは「票にならない」と指摘されながらも、外交・安全保障上の危機を訴えずにはいられませんでした。当時は、「中国の脅威」という言葉が奇異に聞こえる風潮がありましたが、その後、中国の空母建設、核ミサイル増強、尖閣侵出、米軍の後退など、その先見性が明らかになりました。

それから3年。世の中は国師の言葉の方向に確実に動き、世論も着実に変わってきています。今回のミサイル問題では、北朝鮮の脅威に備えるために、PAC3が配備され、その様子が連日テレビで報道されました。

私たちの主張や信念はいささかも揺らいではいません。今後も、他の政治家やマスコミが口をつぐんで語らないテーマ──例えば「年金破綻」「防衛産業の育成」「核保有による抑止力」「憲法改正」など──に、挑んでいくつもりです。未来のあるべき姿を信念をもって訴え続ければ、必ずご理解いただき、この国の「常識」も変わると信じてやまないからです。

それにしても疑問に思うのは、「日本のマスコミの言論の自由とは何なのか」ということです。やたらと不安を煽り、偏った主張を繰り返す報道は、もはや日本の混乱要因にしかすぎません。そして、善悪の判断がつかない姿勢の根っこにあるのは、戦後教育の欠陥です。世界宗教を貫く普遍的な「真理」というものを、日本のエリートといわれる知識人層ですら教わったことはありません。日本人は宗教の善悪を判断する力を未だ持っていないのです。

私たち幸福実現党は、未来の知識社会が高度に洗練された社会として開花する方向へ、啓蒙的に戦いを続けています。だから仏陀にして国師である大川隆法総裁の声を、いまこそ聴いてほしい。インドのブッダガヤで4万人以上を集めて説法した日本人はいまだかつて存在せず、中国の「真珠の首飾り作戦」を分断するためアジア各国へ思想の種を蒔きに行く日本の思想家もいません。このような日本人は二度と出ないのです。時代を駆け抜けていく"天才"をいち早く見抜いてこそ、マスコミはその使命を果たし得るのではないかと思うのです。